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注文後もう作り始めている時に「やっぱりキャンセルで」店員の本音は…?「お客様第一です」「必ず断ります」

  • 2025.2.10
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出典:photoAC(画像はイメージです)

注文を受けて、料理を作り始めたのに、「やっぱりキャンセルで」と言ってくるお客さんがたまにいますよね。お客さんの要望はなるべく応えたいという気持ちはあるものの、損になったりフードロスにつながったり…。

SNSではしばしば「注文後しばらくしてから『やっぱキャンセルで!』と気軽に言ってこないでほしい!」という店員さんからの苦言が話題になります。

今回は、注文後もう作り始めている時に「やっぱりキャンセルで」と言われた時、どのように対応するかを飲食店経験者に調査しました。

注文後もう作り始めている時に「やっぱりキャンセルで」と言われた時、どのように対応する?

全300件(有効票)から寄せられたアンケートの結果はこちらです!

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出典:TRILL調べ

注文後もう作り始めている時に「やっぱりキャンセルで」と言われた時、どのように対応するかについて調査したところ、今回は、「素直に応じる」には217票、「断る」は83票という結果に。

寄せられた意見を紹介します。

素直に応じる派の意見

トラブル防止のため

断ってもトラブルの元となるので、その作り始めた料理がタイムリーに別の方が注文してくれたらそれで良いし、注文がなければ賄いとすればよいので、断って印象が悪くなり、口コミ評価等が下がるよりかは、素直に受け入れた方ほうが良いと思います。
(30代女性・会社員・大阪府)
お客様とのトラブルを防ぐため。商品ロスや食品ロスは飲食店にとっても大打撃。だけど、一度や二度のキャンセル程度なら受け入れるのがお客様とのトラブルを回避するためには無難な選択だと思うからです。
(20代男性・会社員・長野県)

またの来店を期待して

なるべくお客様のご要望にお応えしたいので、仕方がないけれど素直に応じます。それでまた来店してくれたら利益にも繋がるので。
(30代女性・調理員・茨城県)
素直に応じた方が次も利用してくれる可能性があるからです。ただ、応じるのは応じるが柔らかく文句は言いたいところですね。
(30代女性・会社員・福岡県)

作ってしまったものはまかないに

お客様には「かしこまりました」と笑顔で接客します。作ってしまった料理は、まかないの時間に食べてました。
(30代女性・事務職・東北地方)
私がいたお店はまかない用に回したり、ピーク時はキャンセル分のものと同じ料理の注文が入ることがあるので別の人の注文分に回したり食品ロスにならないようにしていたから。
(20代女性・会社員・中国地方)

ミスは仕方のないことなので

少々ガッカリしますが、誰でもありうることですから、素直に変更します。お客様第一です。
(60代男性・会社員・関東地方)
最近はタブレットでの注文が多いため、使い慣れていない方が間違って注文することもあるため素直に応じる。
(20代男性・会社員・大阪府)

素直に応じると回答した方の理由では、「お客さんとのトラブル防止」のほか、「次にまた来てもらえるように」「店の方針で」という意見が多く見られました。

断る派の意見

店の損害になるので

基本的には断ります。すでに調理を開始している場合、食材や時間のロスが発生し、店側の負担が大きいためです。ただし、やむを得ない事情がある場合は、状況を考慮して対応します。
(50代男性・自営業・大阪府)
作り始めてなければ対応していたが、もう作り始めていれば断っていました!食材が無駄になるのは店側にとっても痛いので、そこは線引きしていました。
(30代女性・パート・東京都)

フードロスを考慮して

ロスが多くなるのを防ぐため、作り始めてからのキャンセルはできないというルールになっているから。
(30代女性・事務職・静岡県)
作りかけの物を廃棄したらフードロスにもなりますし、お店としてはマイナスですので必ず断ります。
(50代男性・会社員・東北地方)

その他の意見

実際即座に断ったことはありませんが、厨房に確認したところもう作り始めていたのでキャンセルできない、持ち帰りならできると交渉するように言われました。その旨をお客様に説明したところ「わかりました~」と言ってもらえたので良かったです。
(50代女性・フリーランス・北海道)
キッチンには確認するが、流用できないところまで調理が進んでいる、次にオーダーが入りにくいメニューの場合はもう間もなくできあがりますのでとお断りすることが多い。
(40代女性・会社員・神奈川県)

「断る」と回答した方の意見では「作り始めていたらキャンセルは不可」というルールを設けているお店や「フードロスを防ぐ」ためという意見を挙げていた方が多かったです。

本当にやめてほしいです!!

率直な本音も紹介します。

人情として理解はできますが、当たり前のように言われると「人間らしい思いやりや配慮が欠けた性格なのかな」と感じることはあります。
(40代男性・自営業・鹿児島県)
牛タン店にて働いている時、注文後にキャンセルと言われました。牛タンは注文後すぐに焼くため困りましたが、店長に伝えその場で廃棄に。ゴミ箱に捨てた食材が無駄になりとても悲しくなりました。
(30代女性・会社員・宮城県)
正直、やめてほしいです…。ご飯系は作り始めてしまっていると、無駄になることが確定していたので。他のお客様にお出しすることもできないし、まかないやスタッフの食事に回すこともありましたが、捨てるしかない時もあり、食材も時間ももったいないです。
(20代女性・会社員・大阪府)
注文する前にちゃんと考えてから注文してください」と言いたくなります(実際は言えませんが…)。
(50代男性・会社員・東北地方)
キャンセルならキャンセルで良いが、お金を払うのでキャンセルでと言ってくれるならいい。
(30代男性・会社員・北海道)

注文後もう作り始めている時に「やっぱりキャンセルで」と言われた時の店員さんの対応と本音は?

アンケートの回答結果によると、「素直に応じる」と回答した方には「お客さんとのトラブル防止」のほか、「次にまた来てもらえるように」という意見が目立ちました。

「断る」という回答の中には、「フードロス、店の損害につながるので」という意見が多数。

「素直に応じる」方も「断る」方も、「材料が無駄になる」ことについて悲しい、残念と感じている意見が多数でした。

お店への迷惑とともにフードロスを防ぐためにも、飲食店で注文する際は、じっくり考えてから店員さんに注文を伝えたいですね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/1/30〜2025/1/31
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問/飲食店勤務の経験がある方対象
・有効回答数:300