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鉄道会社が推奨「エスカレーターで歩かずに2列で」定着する?歩いてしまう人に理由を聞いてみた

  • 2025.2.12
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出典:photoAC(画像はイメージです)

エスカレーターに乗るとき、つい片側をあけて立ってしまう人は多いのではないでしょうか?

かつては「歩く人のために片側をあける」のが暗黙のマナーとされていましたが、最近では、安全面を考慮して鉄道各社や施設では「歩かずに立ち止まること」や「混雑時には2列で立つこと」を呼びかけています

しかし、この呼びかけはまだ十分に浸透しておらず、片側をあけて立つ人が多いのが実態。また、鉄道会社や施設の推奨するマナーと実際の利用状況が異なるため、戸惑う人も少なくありません。

そこで今回は、エスカレーターで一人のときに「他人の横に立つ」「片側をあけて立つ」「歩いてしまう」人がそれぞれどのくらいいるのか、アンケートを実施しました。

エスカレーターで一人のとき、他人の横に立つ?片側をあけるように立つ?歩いてしまう?

全300件(有効票)から寄せられたアンケートの結果はこちらです!

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出典:TRILL調べ

エスカレーターで一人のとき、「他人の横に立つ」に7票、「片側をあけるように立つ」に260票、「歩いてしまう」に33票が集まり、「片側をあけるように立つ」が圧倒的に多い結果になりました。

寄せられた意見を紹介します。

他人の横に立つ派の意見

鉄道会社がアナウンスしているから

鉄道各社は、事故防止の観点から、エスカレーターは「歩かず立ち止まって」乗るよう呼びかけています。駅の構内で、エスカレーター上を「歩かない」、「手すりにつかまる」などと注意喚起するポスターをよく見かけます
(30代女性・会社員・青森県)
施設側で「両側に立ってください」と明確にアナウンスされている場合は、遠慮せず横に立ちます。人に何か言われても「ここは歩いたらだめなんだそうですよ」と反論できますし、自分が立てば後に続いて両側に立つ人も増えるので。
(50代女性・専業主婦・東京都)

他人の横に立つ派の意見では、「鉄道会社がアナウンスしているから」と回答されていました。

片側をあけるように立つ派の意見

急いでいる人のために開ける

自分は急いでいないが急いでいる人のために片側は空けるようにしている。特に通勤時は、走っている人もいるため。
(30代・会社員・東海地方)
本来は歩きながらのエスカレーターはだめだが、やはり、急ぐひともいるだろうとあけてしまう
(30代女性・会社員・東京都)

習慣的に片側をあける

普段の習慣から、片側をあけると思います。
そのほうが、乗り降りしやすいと感じてるからです。
(40代男性・自由業・北海道)
子どもの頃にエスカレーターは歩かず、片側をあけて立つように祖母からしつけられたので、今でも習慣になっています。
(40代女性・専業主婦・関東地方)

適度な距離を保ちたい

自分も横に立たれたら気持ち悪い感じがするのでやりません。ある程度距離を置いて利用するようにしています。
(30代男性・会社員・大阪府)
「本当は2列に乗る」のとはわかっているけれど、やっぱりあけてしまう。
急いでいる人もいるだろうし、隣に立つというのは結構至近距離なので人によっては不快に感じることもありそうなので。
(40代女性・東北地方)

片側をあけるように立つ派では、「急いでいる人のために開ける」「適度な距離を保ちたい」という意見がありました。

それがマナーだと教えられてきた」という方も。

歩いてしまう派の意見

せっかちなので

せっかちなのかもしれないが、駅などでエスカレーターに乗ったときには空いている側を歩いてしまう。
(50代男性・会社員・東北地方)
せっかちなので、1人の時は歩きながら行ってしまうことが多いです。子連れの時はそうはいきませんが。
(30代女性・パート・東京都)

歩いたほうが早く移動できるので

エスカレーター歩いて行ってしまいますね。立つのはあんまりしませんね。歩いたほうが早いので。
(30代男性・会社員・大阪)
よほど疲れていない限りは歩いてしまう。周りに誰もいないため誰の邪魔にもならないし、できるだけ早く目的地に着きたいから。
(20代男性・会社員・山梨県)

じっとしているのが苦手

じっとしているのが苦手なので、上りも下りも歩くことが多いです。それもあって、立ち止まる場合は片側を空けて立ちます。
(40代男性・会社員・兵庫県)
基本的にエスカレーターでじっとしておくことが苦手なので、上がっていってしまいます。どうしても混雑している場合は、1列に並びます。横に並ぶのは、仮に後から急いでいる人がいると迷惑になってしまうのでしない。
(30代男性・会社員・東京都)

歩いてしまう派の回答では、「せっかちなので」「早く移動したい」と考える方がほとんどでした。

他には、「じっとしているのが苦手」という意見がありました。

エスカレーターのマナー、今後はどうするべき?

アンケートの回答結果によると、他人の横に立つ派の意見では、「鉄道会社がアナウンスしているから」と鉄道会社の呼びかけに対し応じている方がほとんどでした。

また、片側をあけるように立つ派では、「急いでいる人のために開ける」「習慣的に片側をあける」「適度な距離を保ちたい」という意見がありました。

歩いてしまう派の回答では、「せっかちなので」と考える方が大半で、他には、「隣に立つのが嫌なので」「じっとしているのが苦手」と回答されていました。

鉄道会社は安全のため「歩かずに立つ」ことを推奨していますが、それが十分に浸透しているとは言えません。

しかし、安全を考えれば「エスカレーターでは歩かない」というルールを守るのが理想的。とはいえ、片側をあける習慣が根強いため、ルールと現実のギャップに戸惑う人も少なくありません。

そのエスカレーターを設置している施設や鉄道会社のルールを守って使用したいですね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/1/30〜2025/1/31
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300