2月はバレンタイン。恋人や友人、家族など、大切な人に感謝の気持ちを込めて渡したいものですよね。
しかし、そんな温かいイベントのはずのバレンタインが、「部署の女性社員全員からお金を徴収し、男性の部長にチョコを贈らなくてはいけない」など、いまだに職場で“義務”になっている会社もあるようで、こういった“強制バレンタイン”の風習に対して、SNSでは不満の声が多くあがっています。
そこで今回は、現在お仕事をしている方を対象に、職場で“強制バレンタイン”の風習はあるか?また、それについてどう思うかを調査しました。
職場で“強制バレンタイン”の風習はありますか?また、それをどう思いますか?
全300件(有効票)から寄せられたアンケートの結果はこちらです!
職場で“強制バレンタイン”の風習はがあるかどうかついて聞いたところ、
- 「ある」:67票
- 「途中でなくなった」:82票
- 「入社した時からない」:151票
という結果になりました。寄せられた意見を紹介します。
ある派からのコメント
職場で“強制バレンタイン”の風習があるという方から寄せられたコメントを紹介します。
負担が大きい
営業職の時に男20:2女の時にその風習があり2人で割り勘で人数分チョコを用意した。
割に合わない!
(30代女性・専業主婦・愛知県)
みんなでお金を出し合って買おうという風習あります、女性社員のほうが少ないし金銭的負担も多くて不満です。
(20代女性・主婦・埼玉県)
強制するのにお返しはなく割に合わない
一人ひとりにではなく、女性陣からという感じではありますが、毎年お金を強制徴収されます。それなのにホワイトデーはないので納得していません。
(30代女性・兵庫県)
絶対に男性社員全員へ手作りお菓子を配らなくてはならなかった。市販はダメ、なぜか手作り限定。その割にホワイトデーのお返しは全員からもらえなくて本当に割に合わなかった。
(30代女性・会社員・埼玉県)
古い考えだと感じる
昔から伝統のようなものがあり、上司の「やらなきゃいけない」といった義務感のようなものが抜けず、でもそれを考えたり買いに行くのは若い子の仕事になっているのがパワハラチックだなと思います。
(40代女性・会社員・東京都)
あげたい人だけやればいいのに
そういう贈り物って気持ちだと思うので、あげたい人だけあげたらいいとおもう。私の会社は女性社員全員からお金を徴収し男性社員に渡してます…。
(20代女性・会社員・神奈川県)
贈られても困る
女性スタッフたちがお金を出し合ってバレンタインのお菓子を用意してくれるが、お返しのコストがかかるので大変。
(30代男性・会社員・北陸地方)
うちの会社員には事務員が2人しかいないが、毎年バレンタインの行事がある。お返しが面倒いからいらない。
(40代男性・会社員・愛知県)
楽しみにしている
一年のイベントなので大切にしたいイベントの一つなので、楽しみにしている方も多いと思います。
(70代男性・北海道)
日頃気遣ってくれる上司への、社員とパートからのバレンタインプレゼントの習慣があります。お返しにはピザパーティーをしてくれます。強制ですが、感謝を伝える良い機会だと思っているので負担には思いません。
(30代女性・パート主婦・大阪府)
「金銭的な負担が大きい」「お返しもなく割に合わない」という声が多数。また、「男性社員のチョコの好みを調べる必要があり、業務外労働が負担」という意見も。
また、もらう側の方からも「お返しが負担なのでいらない」という声もありました。
途中でなくなった派からのコメント
以前は“強制バレンタイン”の風習があったが、途中でなくなった、という方からのコメントを紹介します。
コロナをきっかけになくなった
コロナ禍前は部署内の女性スタッフでお金を出して男性社員にチョコを配るという風習がありましたが、コロナ以降、基本在宅勤務となりその悪しき風習もなくなりました。
(40代女性・会社員・東京都)
コロナの影響で出社人数が減り、渡す人も渡される人も居なくなったことがきっかけでなくなりました。
(30代女性・会社員・東京都)
女性の負担が大きく割に合わないので廃止に
最初はあったが、男女比の差が大きかったり、男性からのお返しがなかったり、女性に負担が大きかったため廃止になった。
(30代女性・会社員・大阪府)
女子からは強制であげないといけないのに男子からお返しはなかったので、なんでやる必要があるのとなり、途中からやめるようになってよかった
(30代女性・会社員・東京都)
贈る側ももらう側も大変なので
女性1割、男性9割の職場で女性の負担が大きく、男性もお返しをするのが面倒くさいと感じる人が多いのでなくなった。
(20代女性・会社員・群馬県)
女性社員が面倒になったことと、男性社員もお返しがしんどいという話になり、途中でなくなりました。
(30代女性・会社員・大阪府)
途中でなくなった派では、「コロナをきっかけになくなった」というケースが多くあるようです。
また、「女性の負担が大きい」「強制なのにお返しはない」という現状には問題があるということでなくなったという意見もありました。
入社した時からない派からのコメント
入社した時から“強制バレンタイン”の風習がないという方からのコメントを紹介します。
なくてよかった
私が入社した時には強制バレンタインはもうなかったですが、数年前まではあったようです。一人ひとりの好みを聞いてばらばらで作っていたようです。考えただけで恐ろしいです。
(20代女性・保育士・愛知県)
バレンタインの風習も全くなく、個人であげることもない。話題にも上がらないのでお互い気にしなくて良いので助かる。
(50代女性・パート・福岡県)
やりたい人は個人的にやればいい
まったくなく、個人的にお世話になった方に小さなプチギフト程度のものをお渡しすることはありました。
(20代女性・フリーター)
普通にイベントや人間関係を重視する人だけが楽しめればよいので強制バレンタインはいらない。
(40代男性・フリーター・愛知県)
社内で禁止になっている
むしろ社内での義理チョコなどの受け渡しは禁止になっているので、そのような風習は聞いた事がありませんでした。
(40代男性・大阪府)
どちらかというと、バレンタインでのいざこざを避けるためにうちの会社ではバレンタインのプレゼントを全面禁止されています。
(20代女性・会社員・大阪府)
入社した時からない派では、「社内禁止になっている」という風習や決まりによって渡すことがないという意見がありました。
バレンタインの強制的な風習は男女共に負担になっているケースも
アンケートの回答結果によると、バレンタインの強制的な風習は「ある」派では、「楽しみなイベント」や「お返しがうれしい」と肯定的な意見がある一方、「負担が大きい」という不満も見られました。
「途中からなくなった」派では「コロナをきっかけになくなった」というケースが多くありました。また、「女性の負担が大きい」「強制なのにお返しはない」という状況は不公平であるとの声でなくなったケースも少なくないようです。
「入社した時からない」派の意見では「バレンタインの風習がない」「社内禁止になっている」がありました。強制ではないが、個人的に渡している人もいるようです。
バレンタインは本来、感謝や好意を伝えるイベントですが、義務や負担になってしまうと本末転倒です。イベントやチョコレートを楽しみたい人同士で楽しめるのが良いですね。
※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています
・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/1/30〜2025/1/31
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問/現在お仕事をされている方限定
・有効回答数:300