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衝撃の実話…【実際の事件がモデルのノンフィクション映画】兄の冤罪を信じた女性の“壮絶な人生”

  • 2025.2.19

実話を題材とした作品は、フィクションの作品に比べて感動や衝撃を大きく感じますよね。そのため、ノンフィクション作品は数多く制作されています。今回は、そのなかでも実際に起こった事件がモデルのノンフィクション映画を5選をセレクトしました。

本記事ではその中から、2010年公開の映画『ディア・ブラザー』をご紹介。愛する家族のために、人生をかけて闘い続ける女性を描いた衝撃のストーリーとは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

兄の冤罪を晴らすため弁護士に…!“実際の事件がモデルのノンフィクション”映画『ディア・ブラザー』

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(C)SANKEI
  • 作品名:映画『ディア・ブラザー』
  • 公開日:2010年10月15日

あらすじ

実在する人物のベティ・アン・ウォーターズの実話をモチーフに、 監督・トニー・ゴールドウィン、脚本・パメラ・グレイにより映画化。

1980年、ケニー・ウォーターズ(サム・ロックウェル)はアメリカ・マサチューセッツ州で起きた殺人事件の犯人として逮捕されます。ケニーは無実を主張するなか、殺人犯として終身刑を言い渡されるのでした。

ケニーの判決に納得のいかない妹のベティ・アン(ヒラリー・スワンク)は、兄の無罪を信じて弁護士になることを誓います。兄のため、仕事を辞めて大学へ入学し、弁護士資格を取得したベティ・アン。

果たして、ベティ・アンは兄ケニーの冤罪を晴らすことはできるのでしょうか―。

愛する人のために人生を捧げられますか…?映画『ディア・ブラザー』の注目ポイント※ネタバレあり

本作の主人公として描かれたベティ・アン・ウォーターズさんは、レストランで働きながら夫と息子と仲良く暮らしていました。そんな中、兄のケニーさんが終身刑を言い渡され、ベティ・アンさんは弁護士になって冤罪を晴らすことを誓います。時間やお金を投げうってでも、愛する兄を救いたいというベティ・アンさんの行動力に衝撃を受けます。

最終的に、ベティ・アンさんはケニーさんの無実を証明する証拠を集め、判決から18年の時を経て釈放されます。弁護士になる時点で凄いのですが、しっかり無罪まで勝ち取るというから驚きです。

実際には、ケニーさんは無事釈放されたのちに不慮の事故で亡くなられました。一方のベティ・アンさんは、以前働いていたレストランに再就職したのだとか。ケニーさんの事件以外、弁護士としての活動は一切行わなかったそうです。

驚くべき兄妹愛に感動…!凄いとしか言いようがないノンフィクション作品!

「弁護士になり、兄が殺人をしていない証拠を集める」という、実話とは到底思えないような内容の本作。兄の無罪を信じ、18年にもわたって闘い続けたベティ・アンさんの想いに感動すること間違いなしです。

まだ映画『ディア・ブラザー』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『ディア・ブラザー』に興味を持っていただけた方は、ぜひ“驚くべき兄妹愛”を目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。