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主人公がモテないにもほどがある…【昭和〜平成初期で最高のラブストーリー】“流行語大賞の名セリフ”が生まれた傑作ドラマは?

  • 2025.2.3

ラブストーリーはいつの時代になっても、愛されるジャンルの1つです。特に、昭和から平成初期にかけて放送されていたトレンディドラマは、性別や年齢を問わず多くの方に親しまれています。今回は、そんな“今見てもどハマりする昭和〜平成初期において最高と呼べる名作ラブストーリー”を5つセレクトしました。

本記事ではその中から、浅野温子さん・武田鉄矢さん主演のドラマ『101回目のプロポーズ』についてご紹介。社会現象にもなった名セリフが生まれた名作ドラマの注目ポイントとは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

不器用な男が真っすぐな愛をぶつける…!昭和〜平成の“名作ラブストーリー”『101回目のプロポーズ』

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(C)SANKEI
  • 作品名:『101回目のプロポーズ
  • 放送日:1991年7月1日~9月16日

あらすじ

3年前に婚約者である真壁芳之(長谷川初範)を事故で亡くした矢吹薫(浅野温子)は、真壁を忘れられずに悲しみに暮れる日々を過ごしていました。一方、99回連続でお見合いを断られていた冴えないサラリーマン・星野達郎(武田鉄矢)。自分には結婚できないと諦めかけているなか、100回目のお見合いで薫と出会います。

薫は母親と妹に勧められたお見合いに仕方なく参加しており、達郎に対して曖昧な返事をしていました。そんな薫を脈ありだと勘違いした達郎は、ついに結婚相手が見つかったと喜びますが、電話で薫から結婚を断られます。諦めきれず再び薫に会いに行き、叫ぶようにプロポーズした達郎。偶然真壁と同じ言葉のプロポーズを達郎から受けた薫は、達郎に惹かれ始めるのでした―。

飛び出した名セリフ…!ドラマ『101回目のプロポーズ』の注目ポイント 

99回も連続でお見合いを断られるという、ラブストーリーの主人公にしてはモテないにもほどがある達郎。そんな達郎が不器用ながらも実直に薫へ愛をぶつける姿を見ると、どうか報われて欲しいと応援したくなってしまいます。

特に達郎の魅力が活かされたシーンは、トラックの目の前に飛び込むシーンです。「僕は死にましぇん!」という名セリフが飛び出したこのシーンは、視聴者に大きなインパクトを与え、その年の新語・流行語大賞にも選ばれるほどの社会現象を巻き起こしました。

「僕は死にましぇん!」というセリフだけ聞くと、面白いように聞こえるかもしれません。しかし、好きになった人をまた失うことを恐れている薫に対し、「僕は死にません。あなたが好きだから僕は死にません。僕が幸せにします」と達郎が命を張って吐き出した愛情表現なのです。伝え方は不器用かもしれませんが、達郎の真っすぐな愛が伝わる素敵なシーンとして注目されました。

達郎と薫の恋の行方は…?最高視聴率36%超えの傑作ドラマ!

新語・流行語大賞に選ばれるほどの社会現象を巻き起こしたドラマ『101回目のプロポーズ』は、最高視聴率36.7%という驚愕の数字を記録しました。恋愛よりも、仕事や趣味に夢中になる方が多い昨今。そんな現在だからこそ、達郎の真っすぐな愛を見ると胸にグッとくるものがあるかもしれません。

まだ『101回目のプロポーズ』を観たことがない方、また本記事を読んで『101回目のプロポーズ』に興味を持っていただけた方は、ぜひ“達郎のひたむきな愛”に心動かされてみてはいかがでしょうか。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。