1. トップ
  2. 狂気のサレ妻にゾクゾク…『最も“不幸な女”がハマり役の女優』“チェーンソーの匂い”をうっとり嗅ぐ女を快演

狂気のサレ妻にゾクゾク…『最も“不幸な女”がハマり役の女優』“チェーンソーの匂い”をうっとり嗅ぐ女を快演

  • 2025.1.29

映画やドラマには、嫌でも同情してしまうほど不幸が続く役柄が用意されていることも多くあります。今回は、そんな“不幸な女”役を見事に演じた女優を5名セレクトしました。

本記事では、その中から江口のりこさんをご紹介。名脇役女優として活躍する江口さんが演じた、充実した日々が壊れていく“不幸な女”とは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

コロコロ変わる表情に釘付け…!江口のりこの圧倒的な演技力が魅力!

undefined
(C)SANKEI
  • 作品名:『愛に乱暴』
  • 役名:初瀬 桃子

あらすじ

吉田修一作の同名小説を映画化。森ガキ侑大氏が監督を務め、2024年8月30日に公開されました。

初瀬桃子(江口のりこ)は、夫・真守(小泉孝太郎)の実家にあるはなれで暮らしながら、高圧的な態度をとる義母・照子(風吹ジュン)や何事にも無関心な夫に頭を悩ませていました。

そんなストレスを解消するように、丁寧な暮らしを過ごす桃子。そんななか、近隣のゴミ捨て場の放火や愛猫の失踪、頻繁に表示される不倫アカウントなど、桃子の平穏な日々に影を落とす出来事が増え始めます。

不穏な出来事をきっかけに日常が徐々に歪んでいくなか、夫からのある一言で桃子の日常は崩れ落ちます。愛の衝動と暴走の果てに、桃子は狂い始める―。

狂気が満ちる“サレ妻”を怪演…『愛に乱暴』“不幸すぎる女”の注目ポイント

桃子は、嫁姑問題と夫からの無関心という板挟みにあいながら息苦しく暮らしています。そんな状況でも、おしゃれをしたり、手の込んだ料理をしたりすることで日々を楽しんでいました。

しかし、夫からの不倫相手と会ってほしいという申し出により、ショックを受ける桃子。些細なことも気になって追い詰められていくようになり、桃子の中で何かが狂い始めます。ただ、夫への愛が欲しいために日々を生きていた桃子は、“不幸なサレ妻”として衝撃の行動を取るようになるのです。

中でも、購入したチェーンソーの歯の匂いをうっとりと嗅ぐ桃子の表情には、背筋かゾッと凍りつきます。

徐々に感情が爆発し、恐怖さえ感じる江口のりこさんの演技は、ゾクゾクさせられること間違いなしでしょう。

名脇役女優が演じる“不幸な女”が話題!江口のりこの今後も要チェック

2002年に映画デビューをして以来、数々の作品に出演している江口のりこさん。出演本数と比較して、主演作品は多くありませんが、圧倒的な演技力で存在感を示している名脇役女優です。

そんな江口さんが主演を務めた『愛に乱暴』では、江口さんだからこそ表現できた“不幸な女”を怪演しています。今後も、江口さんの感情を揺さぶる迫力の演技に注目しましょう!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。