衝撃の拷問シーンも体当たり…『最も“不幸な女”がハマり役の女優』“殺人犯の妻”を快演したベテラン女優は？

2025.1.25

映画やドラマには、嫌でも同情してしまうほど不幸が続く役柄が用意されていることも多くあります。今回は、そんな“不幸な女”役を見事に演じた女優を5名セレクトしました。

本記事では、その中から木村多江さんをご紹介。さまざまな映画やドラマ、舞台に出演する木村多江さんが演じた不幸な女とは...？

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

平穏な日々が一変して犯罪者の妻に...！？木村多江の“不幸な女”役がハマりすぎる！

作品名：『マイホームヒーロー』
役名：鳥栖歌仙

あらすじ

山川直輝、朝基まさしによる漫画『マイホームヒーロー』を実写化。2023年10月24日に全10話のドラマが放送、2024年3月8日には続編となる劇場版が公開されました。

平凡な会社員・鳥栖哲雄（佐々木蔵之介）は、妻・歌仙（木村多江）と娘・零花（齋藤飛鳥）と共に、平穏な日常を過ごしていました。ある日、あざだらけで帰ってきた零花を心配した哲雄は、彼氏で犯罪組織の1人である麻取延人（内藤秀一郎）のマンションに忍び込みます。零花が延人から暴力を受けていることを知った哲雄は、これ以上零花を傷つけさせまいと延人を殺害してしまうのです。

平穏な日常が一変して犯罪者一家となった鳥栖家は、延人の死によって犯罪組織から目を付けられることになります。ミステリー小説マニアの哲雄は、小説を読んで得た知識を活かし、犯罪組織を撃退するストーリーを計画。果たして、鳥栖一家は幸せな日常を取り戻せるのでしょうか―。

悲痛な叫びに苦悩の表情…『マイホームヒーロー』の“不幸な女”の注目シーン

突如として、殺人犯の妻となった鳥栖歌仙を演じた木村多江さん。平穏な日常を取り戻すために、危険な場所に潜入したり、犯罪に協力したりします。いつ命を落とすか分からない状況の中で奮闘する姿は、手に汗握るとともに「かわいそう…」だと思ってしまうほどです。

特に、ドラマ第3話での顔面をラップで巻かれる拷問シーンは、多くの視聴者が衝撃を受けたことでしょう。拷問時の悲痛な叫びや苦しそうな表情など、原作を忠実に再現した体当たりな演技を見せました。木村多江さんだからこそ、歌仙の不幸な状況が際立ったと言えるシーンです。

“不幸な女”役がよく似合う？！木村多江の今後の作品も要チェック

穏やかな表情や口調から、“幸が薄い役”を演じることが多い木村多江さん。『リング〜最終章〜』『らせん』で貞子役を演じたことから、不幸な役柄が似合うというイメージが根付いたのだとか。

今回ピックアップした『マイホームヒーロー』でも、不幸な日常を過ごしながら懸命に生きる、鳥栖歌仙を熱演しています。“不幸な女”役がすっかり定着しているようですね。

今後も、木村多江さんがどのような“不幸な女役”を演じるのか、木村さんのこれからの活動に期待しましょう。

ライター：天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

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