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喪失感エグい…『史上最悪のバッドエンドな映画』あまりにも“悲惨な結末”に涙が止まらない…イーストウッド監督の衝撃作!

  • 2025.1.28

映画には、思いもよらない最悪の結末を迎える作品も数多く存在します。今回は、そんな後味が悪くなるような“バッドエンド”が用意されている映画を5本チョイスしました。

本記事ではその中から、クリント・イーストウッド監督・主演の映画『ミリオンダラー・ベイビー』についてご紹介。プロボクサーとしての階段を駆け上がる弟子と師匠に起こった、あまりにも悲しすぎる結末とは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。また、物語の結末のネタバレを含みますので、作品未視聴の方はご注意くださいませ。

悲劇のボクサー…史上最悪の“バッドエンド”な映画『ミリオンダラー・ベイビー』

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イメージ画像:Canva
  • 作品名:『ミリオンダラー・ベイビー
  • 公開日:2005年5月28日

あらすじ

巨匠・クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた、ボクシング・ドラマ。劣悪な環境で育った31歳の女性のマギー(ヒラリー・スワンク)は、プロボクサーとして成功するためにフランキー(クリント・イーストウッド)のもとを訪れます。

フランキーはボクシングジムを経営するかたわら、優れたボクサーを多く輩出する凄腕トレーナーでした。フランキーは年齢や性別を理由にマギーの弟子入りを拒み続けますが、彼女の熱意に負けて指導することに。

練習を重ねるにつれて2人の間に強い絆が芽生えるとともに、マギーのボクシングの才能は開花していきます。階級内では敵なしとなったマギーは、階級を上げてチャンピオンに挑戦する権利を獲得。多額のファイトマネーが用意されたビッグマッチに挑むマギーでしたが、チャンピオンの反則行為によって衝撃の結末を迎えます―。

迫られる究極の選択…!史上最悪の“バッドエンド”とは ※ネタバレ注意

マギーはチャンピオン戦を優位に進め、誰もがマギーの勝ちを確信する状況でした。そんななか、苛立ったチャンピオンはラウンド終了直後にコーナーへ戻るマギーを後ろから殴り倒します。倒れた拍子にマギーは椅子に首を打ちつけ、全身不随になってしまうのでした。

フランキーはどうしようもない怒りに苛まれ、マギーもボクサー人生の終了によって家族と絶縁することになり絶望します。生きる意味を失くしたマギーは「尊厳死したい」と願いますが、フランキーは尊厳死を拒否するのでした。

その後、マギーは自殺未遂を繰り返します。見かねたフランキーは、マギーを苦しみから解放させるため、彼女に致死量のアドレナリンを投与。マギーを看取ったフランキーは、ジムに戻ることなく姿を消したのでした。

悲惨すぎる結末に心が痛む…アカデミー賞受賞の名作!

数々の名作を生み出してきたクリント・イーストウッドによる、アカデミー賞作品賞や監督賞など、4部門を受賞した名作です。

ボクサーとして強くなるためにひたむきに努力するマギーと、マギーのために全力で対峙するフランキー。不器用でありながら、確かに繋がれていく2人の絆に感動するなかで迎える悲しすぎるラストに心が痛みます。

しかし、観た方の中には「ハッピーエンドに感じた」と答える方も少なくありません。まだ『ミリオンダラー・ベイビー』を観たことがない方、また本記事を読んで『ミリオンダラー・ベイビー』に興味を持っていただけた方は、バッドエンド”なのか、“ハッピーエンド”なのかをぜひ考察してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。