皆さんは計算問題をどれくらいの速さで解くことが出来ますか?
カッコも含む複雑な計算問題ですが、暗算できると格段に計算スピードが速くなります。
まずは正しい答えを出せるように、きちんとカッコを含む計算について復習しましょう。
その後に暗算で解くためのちょっとしたポイントを紹介します。
問題
次の計算をしなさい。
(7−6)+8÷4
どこから計算するのが正しい計算方法だったでしょうか?
解説
この問題の答えは「3」です。
今回の計算のように、足し算・引き算や掛け算・割り算が入り混じった問題を四則演算といいました。
四則演算では、計算順序が超重要になっていましたね。
四則演算の計算順序
・まずは掛け算と割り算の計算を行う。
・次に足し算と引き算の計算を行う。
・もしもカッコがあった場合は、カッコの中の計算を最優先する。
※カッコの中の計算も掛け算・割り算→足し算・引き算の順に行う。
この計算順序を守らなければいけませんので、まずはカッコの中から計算します。その次に割り算を計算し、最後に足し算を計算するという流れですね。
(7−6)+8÷4
=1+8÷4
=1+2
=3
これで計算は完了しましたが、もう少し途中式を短く出来れば暗算でも計算しやすくなりますね。そこで、(7−6)と8÷4の計算はお互いに関わらないことに注目して同時に計算してしまいましょう。
(7−6)+8÷4
=1+2
=3
計算の優先順位は決まっていますが、干渉しない部分はこのように同時に計算してしまっても構いません。
まとめ
カッコがあることで難しく感じる計算問題は、まず先にカッコの中を計算しカッコを外すことが大切です。
その後は、掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算するのが正しい順序でしたね。
この計算順序は非常に重要なものになりますので、必ず忘れないようにしておきましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。