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意外に間違える人が多いかも…?「4000÷6」→四捨五入して十の位までの概数で表せ

  • 2025.1.29
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日常生活で割り算をした際、いつでもキレイに割り切れるわけではありません。

割り切れないときは、状況に応じて四捨五入して概数で数を表します。

簡単そうに見える四捨五入ですが、四捨五入する位を間違えてしまう人もいます。

今回は、四捨五入に関する問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
※答えは四捨五入をして、十の位までの概数で表すこと。
4000÷6

この割り算は、割り切れず、数がどこまでも続きます。

四捨五入する位に注意して、計算をしましょう。

解説

今回の問題の答えは「670」です。

どのように考えるのか、順に解説をしていきます。

まずは、通常の割り算を行いましょう。

4000÷6 = 666.666・・・

今回の割り算は、割り切れないので、どこまでも数が続きます。問題の指示の通り、四捨五入しましょう。

ここで注意が必要なのが、「どの位を四捨五入するのか」という点です。

「十の位までの概数」ということなので、四捨五入するのは「一の位」です。

666.666・・・の一の位の6を四捨五入(6は5以上なので繰り上がる)するので、答えは「670」となります。

よくある間違い

よくある間違いは、「十の位で」四捨五入をしてしまうことです。

以下の2つの文章は、とても似ていますが、まったく意味が異なります。

(1)四捨五入をして、十の位までの概数で表す
(2)十の位で四捨五入して、概数で表す

「十の位までの概数」ということは、四捨五入した後の答えに「十の位」が残っていなければなりません。つまり、もう一つ下の位である「一の位で四捨五入」ということになります。

一方で、「十の位で四捨五入」は言葉のとおり、十の位を四捨五入します。

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どこで四捨五入するかは、どれだけ正確な値が必要かによって異なります。

文章をしっかり読んで、考えるようにしましょう。

まとめ

似たような文章(問題文)でも意味がまったく異なるということがあります。

「十の位までの概数」という表現は、小学校で学習しますが、大人になってからはあまり使わないかもしれません。

忘れていた方は、ぜひ他の問題で復習をしてみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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