SNSなどでも、びちゃびちゃに濡れた傘のまま電車に乗る人に対し「床が滑るし、服が濡れるから迷惑…」といった声がたびたび見られます。
そこで今回は、雨の日に傘がびちゃびちゃのまま電車に乗った理由についてアンケートを実施しました。
雨の日に傘がびちゃびちゃのまま電車に乗った理由を教えて
今回は全国の18歳以上の男女を対象に、雨の日に傘がびちゃびちゃのまま電車に乗ったことがある、その理由について調査をしました。
寄せられた意見を紹介します。
急いでいて雫を落とす時間がなかったから
傘の雨粒を落としきってから電車に乗るのは遅刻のきっかけになってしまう可能性があるため、急ぐために濡れている傘をもって電車に乗ることは多々あります。
(20代男性・学生・東京都)
夏の暑い日にゲリラ雷雨があり、急いでコンビニで傘を買って、すぐ電車に乗らなければならなかったので濡れていて他の乗客に申し訳なかった。
(30代男性・会社員・茨城県)
朝寝坊してこの電車を逃したら遅刻するとなったとき、急いでいたので雫を振り払う暇がなくてそのまま乗車してしまった。
(20代女性・会社員・長野県)
ホームが混んでていて払えなかった
できるだけ水滴は落とすようにしているけど、ホームに人が多いと傘を振ったり遠心力で水滴を飛ばしたりできないので、どうしても濡れた状態になってしまう。
(40代男性・会社員・大阪府)
カバーなどにしまう方法も捨てることもできず、ホームで水気を払うのも人がいるのでできないので、とりあえず、びしょびしょのままで傘を縛った状態で乗ります。
(20代男性・会社員・滋賀県)
大雨だったため
大雨でホームでも傘をさしていないと濡れる状態だったので、乗車する人のほとんどがびちゃびちゃに濡れている状態だった。
(40代男性・会社員・東京都)
あまりにも土砂降りで、ある程度振って落としたつもりでしたが、かなり濡れていました。
(50代女性・パート・関西地方)
気づかなかった
濡れすぎていることに気付かないでそうしたことをしてしまったということは何度かあると記憶しています。
(30代男性・自営業)
傘が濡れたまま電車に乗ったことがある、という人の理由の多くは「雫を落とす時間がなかったから」でした。
また、「気づかなかった」といったものが多く見られました。
傘が濡れたまま電車に乗車しないという人の意見
一方、傘が濡れたまま電車に乗車しないという方にも意見を伺いました。
足元が滑りやすくなるから
電車の中が水浸しになり、滑ってケガをする原因になるので乗ったことはありません。水滴を落としてから乗っています。
(30代女性・ライター・神奈川県)
電車内が濡れてしまうと足元が滑りやすくなるし、周りの人の服、鞄、靴を傘についた雫で濡らしてしまうのは迷惑になるから。
(20代男性・会社員・静岡県)
自分も他人も濡れるのが嫌だから
びちゃびちゃの傘で自分が濡れるのも他人を濡らすのも嫌なので、駅に着いたら必ず雫をはらってから入るようにしている。
(30代女性・フリーター・東京都)
他の乗客の方に迷惑なので、できる限り雫をはらってから乗るようにしています。結局のところ、傘がびちゃびちゃだと、自分の服にも雫が付いてしまうので、良いことがないと思います。
(20代女性・会社員・中国地方)
傘をしまえるケースを持つようにしているから
私は長い傘も折りたたみ傘も、濡れたまま傘をしまえるケースを持っています。人の迷惑にならないように気をつけています。
(50代女性・専業主婦・神奈川県)
折り畳みの傘を持っていくことが多く、水滴を吸収する傘カバーを使っています。けっこう良いですよ。
(50代女性・主婦・東海地方)
電車の中に濡れたままの傘を持ち込まないようにしている人の多くは、「足元が滑りやすくなるから」「自分も他人も濡れてしまうのがイヤだから」といった理由が多く寄せられました。
傘カバーを用意し濡れたままの傘を電車内に持ち込まないよう工夫しているというコメントも見られました。
公共の場では周りへの配慮を忘れずに
雨の日にびちゃびちゃに濡れたままの傘を持って、電車に乗ったことがあるかどうかのアンケート全300件のうち、濡れたままの傘で電車に乗ったことがあるという人が148票、乗ったことがないという人が152票と、ほぼ変わらない結果となりました。
濡れたままの傘で電車に乗ったことがあるという人の理由の多くは「急いでいたから」でした。
一方で、濡れたままの傘で電車に乗らないという人の理由は「足元が滑りやすくなるから」「自分も他人も濡れてしまうから」といった他人に迷惑をかけたくないからといったものが多く見られました。
雨の日の電車で、びちゃびちゃの傘は確かに迷惑になりやすいですが「ホームに屋根がないから」「大雨過ぎて傘が乾かない」など、状況によって仕方ない場合もあります。ただし、乗車前に水滴をできるだけ落とす、傘袋を使う、周囲の人に気を配るなど、ちょっとした工夫で他人への迷惑を減らすことができます。雨の日こそ、互いに配慮しあって、少しでも快適な車内空間を作れるといいですね。
※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています
・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2024/12/26~2024/12/27
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300