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「タバコ休憩15分を1日5回はずるい」非喫煙者の訴えに、喫煙者「非喫煙者はコーヒー休憩?」「大切な時間」

  • 2025.1.14
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出典:photoAC(画像はイメージです)

オフィスで働いていると、「あの人、またタバコ休憩?」と思ったことはありませんか?中には、「戻ってきたと思ったら全身タバコ臭くて不快だった、せめてにおいを消してから戻ってきてほしい」という声も。

とある掲示板サイトでは、「自分以外みんなタバコを吸いに行く。しかもタバコ休憩15分を1日に5回程。その間自分は普通に仕事をしているので納得いかない」といった訴えも。 

一方で、喫煙者からは「一息つかないと仕事がはかどらない」という声もあります。

そこで今回は、「なくしてほしい派」「あったほうがいい派」双方の理由を調査しました。さらに、企業での対策実例もご紹介します。

タバコ休憩が黙認されている風潮はなくしてほしい?あったほうがいい?

全300件(有効票)から寄せられたアンケートの結果はこちらです!

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出典:TRILL調べ

タバコ休憩が黙認されている風潮は「なくしてほしい」に172票、「あったほうがいい」に128票が集まり、「なくしてほしい」派が多い結果になりました。

寄せられた意見を紹介します。

なくしてほしい派の意見

不公平だと感じる

タバコ休憩を認めるのであれば、喫煙しない人に対してもお菓子休憩やコーヒー休憩をする権利があるから。
(30代男性・カウンセラー・中国地方)
私のバイト先では喫煙者が多いのですが、喫煙者はしょっちゅう休憩していいのに、私がたまたまトイレの回数が多かった日はサボりだと言われてしまったから。
(20代女性・学生・九州地方)
私はタバコを吸わないのですが、タバコを吸う人たちは息抜きをしながら周りと雑談していても怒られず、給料までもらっているのに、私がお菓子を食べていたら注意されたことがあり、納得がいきませんでした。
(30代男性・フリーランス・千葉県)

業務効率が悪い

非喫煙者には昼休憩しかないのに不平等。喫煙者あての電話をとらなければならないし、タバコ中に仕事の話をしてくるので生産性が低下し迷惑。
(30代女性・専業主婦・北海道)
まさに昔は自分も行っていました。が、今考えるとなぜ?タバコだけ許される?タバコ吸わない人は不公平だし。個人的な理由で業務中断してるだけなのでありえないです。
(40代女性・自営手伝い・東京都)
タバコを吸う人は毎日1、2時間に1回15分ほど席を外します。用件がある時に席にいないことが多く、こちらの仕事がスムーズに進まなかったことが多々ありました。
(30代女性・会社員・大阪府)

臭いが気になる

過去の就業先で、タバコ休憩に行った社員への用事をすぐにできなかったことがある。また、タバコの臭いがかなり気になった。従業員に一律に休憩を設け、臭い対策も行えばあっても良いが、難しいことであるため、基本的に完全になくして欲しい。
(30代男性・無職・愛知県)
衛生材料のメーカーで働いているのですが、タバコ休憩に行った人から資材にタバコの臭いが移ることがあるので、仕事中はタバコ休憩は絶対にやめてほしいです。
(30代女性・パート・京都府)
男性社員が多い職場ではタバコ休憩が黙認されていて、その人が席に戻るとタバコの臭いで不快な思いをいつもしているので、タバコ休憩の時間を決めるルール作りをするべきだと思います。
(50代女性・主婦・中国地方)

タバコ休憩をなくしてほしいと答えた多くの人は「不公平さを感じるから」や「業務効率が悪くなるから」「臭いが気になるから」といった理由を挙げていました。

タバコ休憩に行っている人は何も言われないのに、タバコ以外のことで仕事を中断すると注意を受けるという例も多く寄せられました。

あったほうがいい派の意見

ストレス解消になる

タバコで気分転換ができて仕事のパフォーマンスが良くなるのであれば、タバコ休憩があることはポジティブに考えている。自分もタバコ休憩がないと集中力が続かない
(30代男性・会社員・宮城県)
仕事の工程の切り替わりタイミングにしたり、段取りの取り直しなど。思考が煮詰まり解消などリフレッシュにいいと感じるからです。決まった時間休憩は心身の休憩にタバコ休憩は時間で言う5分程度のことなので頭や気分の切り替えに適していると考えています。
(50代男性・パートアルバイト・東北地方)

コミュニケーションの場になる

会社員のころ自分がタバコを吸っていた時、喫煙所で会う他の部署の方とコミュニケーション取れるので良かったと思うことが何度かありました。
いつ頃にこの仕事が回ってくると思うから準備しておいてとか。今はダメなんでしょうねー。
(50代男性・フリーランス・東京都)
飲みニケーションに似た、コミュニケーションがそこにある。禁煙イライラよりも円満な職場だと割り切る。
逆に非喫煙者はコーヒー休憩、トイレ休憩、冷え性休憩、ストレッチ休憩?
(40代男性・自由業・沖縄県)

許容されるべき時間

タバコ吸わない人から見れば要らないかもだけど、吸う人から見たら大切な時間、そこまで休憩をとやかく言われる筋合いはない。
(40代男性・会社員・神奈川県)
非喫煙者の方にはまことに申し訳なくは思いますが、自身がヘビースモーカーであるため、許容して欲しいと感じます。
(50代男性・自営業・九州地方)

タバコ休憩があったほうがいい派では「ストレス解消」や「コミュニケーションの場になる」といった意見が多く、喫煙者側の効果を理由とする声が目立ちました。

黙認されていてもいいけれど…

いいけどタバコ以外の休憩も認めるべき

その会社によるので、別にどちらでも構わない。ただし、タバコを吸わない人のコーヒー休憩なども同じく認めるべきだと思う。
(30代男性・会社員・東京都)
喫煙者ではないが、1時間に5〜15分くらいの休憩はあってもいいと思う。ただ、タバコに限るのではなく、飲み物休憩やストレッチ休憩なども認めてもらえると嬉しい。
(30代女性・関東地方)
自分自身が喫煙者なのでタバコ休憩は取らせてほしいです。しかし、吸う人も吸わない人も10分程度の休憩を自由に取れる職場環境が理想です。気分転換は誰にも必要だと思っています。
(50代女性・北陸地方)

イライラされるよりはまだマシ

ストレスが溜まってイライラされるより、タバコを吸ってもらったほうがラクだからです。ほんと…。
(30代女性・主婦・福岡県)
タバコを吸っている人と業務をしているが、ストレスがたまり自分へのあたりも強くなりそうだからです。
(20代男性・会社員・東京都)

うちの会社ではこんな対策が取られています

タバコ休憩に相当する、タバコ以外の休憩時間が設けられているという会社もあるそうです。

私の会社では、たばこを吸わない人でも、適宜休憩が認められており、所員室にお菓子やスナックが1か月ごとに差し入れされ、そこでの雑談が認められています。
(30代女性・会社員・千葉県)
自分の会社では、午前と午後に各1回、10分の休憩が認められています。喫煙しない人も平等に休憩ができるので良いと思います。
(40代女性・会社員・愛知県)
自分が吸うので、という理由も大きいのですが、タバコ休憩の時間の独特のコミュニケーションで仕事が上手く行くことが結構あるので、吸わない方には申し訳ないのだけど続けさせてほしいです。うちでは、非喫煙者はお昼の休憩時間を10分延長してました。
(30代女性・在宅ワーカー・大阪府)
煙草を理由に休憩しているのがずるいという声がありますが、私の会社では非喫煙者は飲み物や雑談で気分転換をする禁煙の休憩所があります
片方の休憩を減らすという風潮はギスギスしますので、もう片方が休憩を取りやすい環境を整えれば良いと思います。
(40代男性・システムエンジニア・千葉県)

喫煙・非喫煙者の公平性を保つため、誰もが休憩できる制度や専用スペースを設けるなどの対策が取られている企業もあるようです。

あなたは、タバコ休憩が黙認されている風潮どう思う?

アンケートの回答結果によると、タバコ休憩をなくしてほしいと考える方は「不公平だから」や「業務効率が悪くなるから」「臭いが気になるから」といった理由が多く見られました。

一方で、「ストレス解消になる」「コミュニケーションの場として役立つ」といった理由で、喫煙者側からのタバコ休憩を肯定する意見も少なくありません。

企業によっては全員が休憩を取れる制度を設ける、非喫煙者用の休憩スペースを設置するなど、多様な対策が取られているようです。「なんとなくタバコ休憩だけは黙認」ではなく、「タバコ休憩OK」「非喫煙者も相応の休憩OK」と明示されていると、不平等感は減るかもしれません。

あらゆる人が気持ちよく働ける職場環境を目指していきたいですね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2024/12/26~2024/12/27
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300

※タバコは20歳になってから