『芸大ハーフ美女』“殺し屋”コスプレが暴力的な美しさ… 息の根、止められても本望？

「まだ世に広まりきっていない素晴らしきコスプレ写真たちが、SNSの海に埋もれてしまうのはもったいない…！」

ということで、最新であるかどうかにかかわらず、筆者が注目すべきだと感じたコスプレ写真を紹介するこの企画『古今東西コスプレ発掘』。

今回は「＿＿息の根止めさせて頂いてもよろしいでしょうか？」そんなセリフとともに投稿されたコスプレ画像を紹介する。

KAPIはインドネシア人と日本人を両親に持つハーフコスプレイヤーだ。彼女の肩書きはそれだけではない。東京藝術大学美術学部に通う才能あふれる美女でもあるのだ。

そんな彼女が投稿するコスプレ画像は作品への深い解釈が魅力。ファンは日々、KAPI自身の美貌だけでなく世界観でも魅せられている。

2023年に投稿された件のコスプレ画像について紹介したい。KAPIがこのとき挑んだのは、人気漫画『SPY×FAMILY（スパイファミリー）』に登場するヨル・フォージャーだ。

ヨル・フォージャーはスパイファミリーの主要キャラクターである。平穏に生きるために偽装結婚することを選び、書類上の夫とその連れ子のために日々奮闘しているヨル。そんな彼女の表の顔はいたって普通の市役所事務員、しかし裏の顔は凄腕の殺し屋「いばら姫」。激しい二面性を持つキャラクターだ。

そんなヨルの魅力が詰まったKAPIのコスプレ画像がこちらだ。

KAPIは黒のドレスを身にまとう「いばら姫」としてのヨルを再現してくれた。ここで注目したいのはKAPIの表情だ。凄腕の殺し屋にしては、少し幼い雰囲気を醸し出していないだろうか。

筆者はここにKAPIの持つキャラクター解釈の素晴らしさを見た。「いばら姫」は冷酷な顔を見せるが、ヨルの内面は純真無垢な性質を持っている。その無垢さがこのコスプレにはあるように思え、KAPIの再現度の高さを感じずにはいられないのだ。

この投稿には、「素敵。。。」「めっっちゃいい！！！」「このヨルさんになら是非」というファンからのコメントが寄せられている。このヨルさんになら…、筆者にもその気持ちがよくわかる。KAPIの表現したあどけなさ残る美には感動を覚えた。そんな彼女が相手なら、息の根を止められるのも本望だろう。

また、2024年にKAPIは再度ヨルのコスプレを見せている。

こちらは先のコスプレとは違い、敵を前にした“仕事中のいばら姫”の顔をしている。圧倒的強者としての余裕は、身体能力が非常に高いヨルらしさ満点だ。

それにしても、この隙の無さからは逆らうことを許さない暴力的な美を感じる。この冷たい視線に射抜かれたらもう、逃げ出す気も起きない。

この投稿をファンたちは、「本人、降臨！」「ヨルさんはカピさんだったのね」「Your cosplay is so cool!」と称賛。KAPIが表現した「いばら姫」のクールさに魅了されている様子だった。

深い解釈とそれを再現するだけの表現力を持つ“芸大ハーフコスプレイヤー”KAPI。彼女は再現したキャラクターの魅力を深掘りしてこちらを驚かせてくれる。

次のKAPIの作品では、どのようなキャラクターがどの魅力を携えて来るのだろう。彼女が表現する内面描写も楽しみにしていきたい。

日尼ハーフの芸大美女コスプレイヤー。X（旧Twitter）のアカウントにて、アニメやゲームのコスプレ画像、そして芸大での活動も発信している。

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