1. トップ
  2. 「聞いたことない」異例ともいえるオープニングの変化に視聴者が“騒然”?朝ドラ『おむすび』

「聞いたことない」異例ともいえるオープニングの変化に視聴者が“騒然”?朝ドラ『おむすび』

  • 2025.1.21

橋本環奈が主演を務めるNHK連続テレビ小説『おむすび』の第16週「笑え、ギャルズ」第77話が、1月21日に放送された。

歩、明日香、チャンミカ、ルーリーのファッションショーが突如スタート

undefined
『おむすび』第16週(C)NHK

歩(仲里依紗)は、ギャル系の古着店を営んでいる仲間のチャンミカ(松井玲奈)が、最近付き合い始めた恋人に入れ込んでいるのを心配する。ルーリー(みりちゃむ)がその恋人の職業を聞くと、ITのプログラマーでゲームなどを作っているという。そんな折、歩が福岡にいた時代に張り合っていた大河内明日香(寺本莉緒)がやって来る。

結婚を報告した明日香が、トランクケースから取り出したのは、90年代のギャル服。「楽しかったら意味なんてどうでもいいやん!」というチャンミカの勢いから、古着屋「ガーリーズ」で4人のファッションショー「OMUSUBI collection in 90’s」が開幕する。トップバッターを切ったのはルーリー。厚底ブーツにチェックのスカートで、かつての安室奈美恵をイメージさせる。続いて、オシャレなサブリナパンツを合わせたチャンミカ、クール系のスーツを着た明日香、ラストを飾るのは歩。ロコワンピに厚底サンダルといった90年代の夏のギャルの装いで颯爽と登場した。この急な展開にSNSでは、「突然のファッションショー」「朝ドラじゃなくて違う番組になったかと思ったわ」といった声が寄せられている。

シーンは、歩が明日香が対立していた頃や、チャンミカと渋谷で雑誌モデルをしていた頃の昔話に。歩とチャンミカ、アキピー(渡辺直美)は、ギャル雑誌の3バカトリオと呼ばれていた。さっきまでの明るさはどこへやら、「もう全部終わったことだからね」と笑みの消えた顔で歩はつぶやく。東日本大震災の発生後、歩は自分にできることとして、アキピーに物資を送っていた。現在は物資が足りており、歩はリクエストのあったギャル服をケースに詰めていく。岩手に住んでいるアキピーは、今も仮設住宅で暮らしている。地震から1年が経っても、不自由な生活を続けている。「想像もできなかったことで普通の生活が奪われて、今を楽しめない人はじゃあどうしたらいい? そういう人にギャルだから前を向けなんてさ。私は言えないよ」と歩は思い詰めた表情でルーリーに話しかけた。ファッションショーからの被災地を思う歩の葛藤描写に、視聴者からは「楽しいファッションショーからの歩の葛藤と苦悩。ほんま胸に来るしこたえるわ」「歩の被災地の人々を思う葛藤までの高低差」といった投稿がされている。

undefined
『おむすび』第16週(C)NHK

結(橋本環奈)のクレジットが消える

また、第77話は歩が物語の中心となった、ヒロインの結(橋本環奈)が登場しない回でもあった。冒頭の振り返りには一瞬姿を見せているが、新規のシーンには登場しておらず、オープニングのクレジットにも橋本環奈の名前はない。そのことについて、「とうとうクレジットから結がいなくなった」「クレジットからも 米田結 橋本環奈が 消えた」「主人公が不在回のドラマって 聞いたことない」「今週はいわゆるひとつのスピンオフみたいなもんでしょうかね」といった見方をしている視聴者もいる。昨年末に放送された『プロフェッショナル 仕事の流儀 橋本環奈スペシャル』では、11月頃から1ヶ月ほど朝ドラの現場を離れ、2本の映画撮影をしていたことが明らかになっており、その影響による物語構成でもあるのだろう。


NHK 連続テレビ小説『おむすび』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHKプラスで見逃し配信中

※記事は執筆時点の情報です