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人気バンドのドラマー、女優進出で見せる“圧巻の演技”が話題に!木曜劇場『わたしの宝物』

  • 2024.12.4

木曜ドラマ『わたしの宝物』に出演中のさとうほなみは、同クールに放送されている『無能の鷹』にも出演中。これまでの出演作を振り返ってみても、同一人物には見えない演技の振り幅に、あらためて絶賛の声が集まっている。バンド『ゲスの極み乙女』のドラムも担当している彼女だが、もはや女優としての認知が一般的になりつつある。

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(C)SANKEI

『わたしの宝物』『無能の鷹』引き出しの多さを見せつける

『わたしの宝物』では、主人公・神崎美羽(松本若菜)に思いを寄せる幼馴染・冬月稜(深澤辰哉)が働くフェアトレード企業の同僚・水木莉紗を演じているさとうほなみ。冬月のことが好きなあまり、取り返しのつかない嘘をついてしまった過去について懺悔する姿が話題になっている。

同クールに放送されている『無能の鷹』でさとうほなみが演じるのは、主人公・鷹野ツメ子(菜々緒)が入社するITコンサルティング企業・タロンの先輩社員である鵜飼朱音。わかりやすくサバサバしていて、社内の人間関係を隅から隅まで把握していないと気が済まない性質の人物だ。

両者は作品の毛色も異なり、さとうほなみが演じる役柄も真逆と言っていいほど印象が違う。しかし、それぞれ作品ごとに漂う質感の違いを察知し、本能で演じ分けている動物的嗅覚を感じざるを得ない。同時期に放送されていることもあって、彼女の表現力が如実に伝わってくるようだ。

さとうほなみは、中学生時代から映像作品へ出演しており、2017年にオスカープロモーションに所属してからは、バンド活動と並行して俳優活動にも力を入れ始めている。2020年から本格的に軸足を移したようにも見え、ドラマ『六本木クラス』(2022)『あなたがしてくれなくても』(2023)そして映画『彼女』(2021)『花腐し』(2023)などへの出演が話題に。ドラマーとしての彼女ではなく、俳優として認知するファン層も拡大しているように見える。

莉紗はこれからどこに向かう?

『わたしの宝物』でさとうほなみが演じる莉紗は、同僚の冬月に対し、叶わない恋心を抱いている苦しい役柄だ。11月28日に放送された第7話では、アフリカで事故に遭ってしまった冬月を、もう一人別の同僚だと偽った過去について告白。冬月の想い人である美羽に、彼の生存が知れるのを少しでも遅らせたい、と願ってしまった結果だった。

莉紗の行動に対し「ドン引き」と非難する声もSNS上で見られるが、ほとんどは彼女の抱く、やり場の見つからない思いに同情する意見が多い。前述したように、さとうほなみの演技力に言及する投稿も散見される。

『あなたがしてくれなくても』で演じた、吉野陽一(永山瑛太)の不倫相手役・三島結衣花を彷彿とする視聴者も多いようだ。いまのところ、莉紗は冬月に対し真摯な姿勢で向き合っているように見えるか、冬月がやったこと、あるいは美羽が犯した罪について莉紗が知ることがあれば、どう動くか予測できない。

莉紗はこれから、どこに向かうのだろう。物語は、美羽と、その夫の宏樹(田中圭)の離婚話が持ち上がったところで次回に持ち越されている。美羽の元後輩である小森真琴(恒松祐里)もなかなかのトラブルメイカーだが、そこに新しく厄介な人物が加わることになるのだろうか。



ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter:@yuu_uu_



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