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「ドラマということを忘れた」「本物みたい」土屋太鳳“百合子”の表情に絶賛の嵐『海に眠るダイヤモンド』

  • 2024.12.8

神木隆之介が主演するTBS系日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(毎週日曜よる9時)第6話が12月1日に放送された。より賑やかになる端島で、緑化計画が進む。その進展とリンクするかのように、育まれたさまざまな人間関係が花を咲かせ、SNSで感動の声があふれていた。

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日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』第6話より (C)TBS

「お互いの顔が見えないと、相手を人間だと思えなくなってしまう」 鉄平父&賢将父の会話に反響続出

東京オリンピックを翌年に控えた1963年の正月。それぞれの家族の姿が描かれた。

リナ(池田エライザ)を追手から命懸けで助けて以来、仲を深めた進平(斎藤工)。2人で荒木家を訪れ、リナの妊娠を告げる。うれしい驚きで満ちた父・一平(国村隼)の顔を、母・ハル(中嶌朋子)は「豆鉄砲を食ったような顔」と称して、家族の笑いを誘った。

そんな一平が賢将(清水尋也)の父で炭鉱長である辰雄(沢村一樹)のもとを訪ねる。驚く辰雄の顔を一平も「豆鉄砲を食ったような顔」と称し、そんなところにも一平のユーモアがにじみ出ているように感じた。

賢将を自分の子供のようにかわいがっていた一平は、辰雄のおかげでこの歳まで無事に働くことができたことを感謝。ただ、お互いにバカと言い、「お互いの顔が見えないと、相手を人間だと思えなくなってしまう」と一平が言う。辰雄が一平と顔を合わせて、賢将が一平や端島によって立派に育てられ、一平の言葉に賛同するのだった。

SNSでは「炭鉱長の人間らしさがちゃんと感じられた」「はじめて“こっち側”の顔が見れた」「賢将パパがだんだん柔らかい顔になってくのとても良かった」と多くの反響を呼んでいた。

また、「(脚本の)野木(亜紀子)さんの現代社会に向けたメッセージのようにも思えて胸が熱くなる」「一平の言葉、核心ついてるな、まさに現代のネット社会」といった強いメッセージ性についてもSNSで語られている。

賢将と百合子、さまざまなことを乗り越え…

一方、両親の意向で結婚を促された朝子は、百合子(土屋太鳳)の提案でストライキ敢行した。そして、端島の園芸部員の一人として、賢将や百合子、鉄平と一緒に、端島を植物で豊かにする屋上の緑化計画に尽力する。さまざまな問題を解決しながらも、屋上に畑などが作られ、緑が増えた端島で、島民の笑顔もあふれていた。

また、賢将が朝子に好意をもっていることを知った鉄平は、朝子との距離を縮めることに躊躇していた。しかし、賢将は鉄平にだけ胸の内を打ち明け…。賢将は、緑化計画がひと段落したところで、百合子にプロポーズをしたのだ。自分の未来を悲観する百合子に対し、「これからも付き合ってよ、俺の人生。俺も百合子の人生に付き合うから」と告げた。

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日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』第6話より (C)TBS

このプロポーズシーンは、SNSで大きな話題に…。「いろんなことわかっててプロポーズする賢将ええやん」「2人らしい言葉」「号泣した」と感動の声や、「土屋太鳳の表情がリアルすぎてドラマということを忘れた」「自然すぎた」「芝居じゃない、本物みたい」など演技についても絶賛だった。

穏やかで幸せな6話だが、7話から新たな展開が起こりそうな予感が…。今後も見逃せない。



TBS系 ドラマ『海に眠るダイヤモンド』 毎週日曜よる9時

ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。

※記事内の情報は執筆時点の情報です