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意外に間違える人が多いかも…?「5000÷3」→四捨五入して上から2桁の概数で表せ

  • 2024.12.25
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四捨五入をした「おおよその数」を「概数」といいます。

ある国の人口を「約〇〇人」と表すのも概数の一つです。

このように日常生活でも利用する四捨五入ですが、意外と正しく理解できていないこともあります。

今回は、四捨五入に関する問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
※答えは四捨五入をして、上から2桁の概数で表すこと。
5000÷3

この割り算は、割り切れず、数がどこまでも続きます。

四捨五入する位に注意して、計算をしましょう。

解説

今回の問題の答えは「1700」です。

どのように考えるのか、順に解説をしていきます。

まずは、通常の割り算を行いましょう。

5000÷3= 1666.66・・・

今回の割り算は、割り切れないので、どこまでも数が続きます。問題の指示の通り、四捨五入しましょう。

ここで注意が必要なのが、「どの位を四捨五入するのか」という点です。

「上から2桁の概数」ということなので、四捨五入するのは「10の位(上から3桁目)」です。

「1666.66・・・」の10の位の6を四捨五入(6は5以上なので繰り上がる)するので、答えは「1700」となります。

よくある間違い

よくある間違いは、「100の位(上から2桁目)」で四捨五入をしてしまうことです。

「上から2桁の概数」というのは、上から2桁目を四捨五入という意味ではありません。

「上から2桁の概数」ということは、四捨五入した後の答えが「上から2桁」を残していなければなりません。

つまり、もう一つ下の位である「上から3桁目の位で四捨五入」ということになります。

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どこで四捨五入するかは、どれだけ正確な値が必要かによって異なります。

文章をしっかり読んで、考えるようにしましょう。

まとめ

「上から2桁の概数で表す」と表現は、小学校で学習して以降、あまり使う機会がないかもしれません。

間違えてしまった方は、ぜひ他の問題で復習をしてみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」