意外に間違えやすいかも？「1×7×3×2×0×5」→1秒でチャレンジ！

計算をするときは、まずは全体を確認しなければいけません。

確認をせずに計算を始めると、無駄な計算をしてしまうこともあります。

問題

次の計算をしなさい。
1×7×3×2×0×5

すべて掛け算の計算です。

左から順に落ち着いて計算をしたいところですが、計算を始める前に式全体を確認しましょう。

解説

今回の問題の答えは「0」です。

左から順に掛け算をして、
1×7=7
7×3=21
21×2=42
・・・
と計算してもよいのですが、今回はその必要はありません。

なぜなら、途中の掛け算に「×0」が含まれるからです。

0の掛け算は、どれだけ大きな数を掛けても答えが必ず0になります。

したがって、今回の問題では、すべて掛け算であり「0」が含まれるということに気がつけば、すぐに答えが分かります。

もう1問、挑戦！

次の計算をしなさい。
2×2×3×6×0+6

こちらも計算を始める前に、全体を確認しましょう。

正しい答えを出せたでしょうか。

この問題の答えは「6」です。

途中に「×0」があり、掛け算が続いているので、計算結果が「0」だと考えてしまった方もいるかもしれません。

よく見ると、いちばん最後の計算は「+6」となっています。

つまり、今回の計算は次のようになります。

2×2×3×6×0+6
=(2×2×3×6×0)+6
=0+6
=6

掛け算のかたまり（上記のカッコ内）は、0の掛け算になっているので、結果は「0」です（計算しやすいようにカッコをつけました）。

しかし、そこに「+6」をするので、答えは「6」となります。

式全体とそれぞれの計算の関係がどのようになっているかを確認しなければなりません。

まとめ

すぐに計算を始めるのではなく、式全体を確認してから取り組むことで、結果的に速く答えを出すことができます。

試験など、時間制限のあるときは、焦らずに取り組みましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください

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文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」