1. トップ
  2. クイズ
  3. 小学生でも分かる問題にチャレンジ!「(5/6)−(1/4)」→正しく計算できる?

小学生でも分かる問題にチャレンジ!「(5/6)−(1/4)」→正しく計算できる?

  • 2024.12.14
undefined

分母が異なる分数の引き算では「通分」をするということを小学校で学習したはずです。

では、その計算方法を正しく覚えているでしょうか。

問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(5/6)−(1/4)

 

解説

今回の問題の答えは「7/12」です。

計算は次のようになります。

(5/6)−(1/4)
=(10/12)−(3/12)
=7/12

どうしてこの答えになるのか、詳しく解説をしていきます。

分数の意味を正しく理解していないと、次のような計算をしてしまうかもしれません。

間違えた計算
(5/6)−(1/4)=4/2

分数の引き算では、分母が違う数字の場合、「分母どうしを引き算、分子どうしを引き算」という計算はできません。

「5/6」は、「6つに分けたうちの5つ分」
「1/4」は、「4つに分けたうちの1つ分」を表します。

「6つに分けたもの」と「4つに分けたもの」では、そもそも大きさが異なります。

そのため、このままでは引き算ができません。

そこで、分ける大きさ(分母)を同じにします。(通分)

ここでは、分母の最小公倍数に揃えるようにします。

6と4の最小公倍数→12
5/6=10/12 (←分母・分子を2倍)
1/4=3/12 (←分母・分子を3倍)

「12個に分けたうちの10個分」と「12個に分けたうちの3個分」となりました。

どちらも「12分の◯」という数で表すことができたことによって、それぞれ同じ大きさになったので、分子を引き算しましょう。

10−3=7(7個分)

「12個に分けたうちの7個分」、つまり「7/12」が答えとなります。

まとめ

分数の意味を正しく理解していれば、簡単に答えが求められたはずです。

これは小学校で学習する内容なので、忘れていた方は復習してみましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」