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5秒で計算できる?!「13×12」

  • 2024.11.25
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一桁の数×一桁の数の掛け算は、九九を知っている人なら数秒で答えが出せるはずです。

一方、二桁の数×二桁の数の掛け算を出すには筆算をしなければならないので、時間がかかるという人も多いでしょう。

しかし、二桁の数×二桁の数も暗算で簡単に答えを出せる場合があります。

問題

次の計算を暗算でしてください。
13×12

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「156」です。

答えを出すのに、時間がかかってしまった人はいませんか。

次の「ポイント」で5秒以内に暗算する方法を紹介しますので、ぜひご覧ください。

ポイント

この問題のポイントは、「掛け算に使われている二数がどちらも10番台の数であること」です。

13×12のように10番台の数どうしの掛け算は、次の方法で答えを出せます。

A×Bのとき
1.AにBの一の位の数を足して、答えの十の位、百の位を埋める。
2.答えの一の位に、AとBの一の位どうしの掛け算を書く(繰り上がる場合もある)。
3.最後に1.と2.を位に合わせて並べる

では、この手順に従って今回の問題を計算してみましょう。

  1. 13+2=15(百の位と十の位)
  2. 3×2=6(一の位)
  3. 156(答え)

簡単に答えが出ましたね。

どうしてこのような暗算方法が使えるのか不思議な人は、次の画像をご覧ください。

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左が今回の暗算手法、右が一般的な筆算の方法です。青のパーツと黄色のパーツがそれぞれ対応している形になります。

結局この暗算方法は、筆算の計算を別の形でしているに過ぎないのです。

まとめ

10番台の二つの数の掛け算は、簡単な足し算と一の位同士の掛け算を組み合わせるだけで答えが出ました。この手法なら暗算も簡単に出来ます。

この暗算の手法はインド式数学の一種です。

今回は10番台の数の掛け算に限った暗算方法を紹介しましたが、インド式数学には二桁×二桁の掛け算を暗算するための様々な方法があります。

どのような方法なのか知りたい人は、インド式数学が紹介されている他の問題ページにもアクセスしてみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。