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これどうやって計算するか覚えてる?「−9÷(−9)÷(−9)」→5秒でチャレンジ

  • 2025.1.3
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負の数の割り算、計算方法を覚えていますか?

学生のころ、負の数や割り算に苦手意識を持っていたという人も、ぜひ挑戦してみてください。

すぐに答えを出すためのポイントが分かりますよ。

問題

次の計算をしてください。
−9÷(−9)÷(−9)

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「−1/9」です。

小数で答えを出そうとしていた人にとっては、意外な正解だったかもしれませんね。

次の「ポイント」で、今回の問題の詳しい計算方法を確認してみましょう。

ポイント

今回の問題には、以下の二つのポイントがあります。

  • 負の数の割り算の答えの正負
  • 割り切れない割り算の答えの出し方

それぞれ順番に解説していきますね。

負の数の割り算の答えの正負

今回の割り算の答えは負の数でしたが、負の数の割り算なら、必ず答えが負の数になると考えるのは間違いです。

答えの正負は次の計算ルールによって決まります。

<答えの符号の決め方(割り算編)>
・同符号どうしの割り算の答え→正の数+)になる
例:−1÷(−1)=1
・異符号どうしの割り算の答え→負の数(−)になる
例:−1÷1=−1

今回の問題では、最初の割り算が負の数÷負の数なので、同符号どうしの割り算になり、答えは正の数になります。

−9÷(−9)÷(−9)
=1÷(−9)

次は、正の数÷負の数、異符号どうしの割り算になりますので、問題の答えは負の数になると分かります。

割り切れない割り算の答えの出し方

1÷(−9)は負の数になるので、1÷9の答えにマイナス記号を付ければ計算は終わります。

しかし、1÷9は割り切れない割り算です。計算しようとすると、0.1111...となってしまい、小数点以下に延々と1が続きます。これでは、5秒以内どころか、丸一日計算していても答えが出ないでしょう。

そこで、視点を変えて「分数で答えを出すこと」を考えます。

割り算の計算結果は、小数だけでなく「割られる数/割る数」という分数でも表せます。つまり、1÷9の答えは1/9とすればよいのです。

後は先ほどの答えの正負のルールに従い、この分数にマイナス記号を付けるだけでOKです。

1÷(−9)
=−1/9

とてもシンプルな手順で答えが出せましたね。

まとめ

今回は、負の数の割り切れない割り算に挑戦しました。

負の数の割り算では、割られる数と割る数の符号に注目して答えの正負を決定します。異符号どうしの割り算なら答えは負の数、同符号どうしの割り算なら答えは正の数になります。

また、割り算の答えは、小数だけでなく分数で表せることも覚えておきましょう。割り切れない割り算の場合は、分数で答えるほうが楽です。答えの形式が小数と指定されていないときは、ぜひこの方法を使ってください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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