どこから計算するのが正解？「7+(10−4)÷3」→正しく計算できる？

算数の時間に、計算の順番のルールについて習ったこと、今でも覚えているでしょうか？計算するときは、必ずしも式の左側から順番に計算していけば良いわけではないのです。

では、どこから計算を始めるべきなのでしょうか？今回の問題に挑戦して、確かめてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
7+(10−4)÷3

正解は、「9」です。

今回は、計算のスタート地点はもちろん、二番目の計算箇所も重要になる問題です。正しい答えを出すためには、正しい計算順のルールに照らして考える必要があります。

次の「ポイント」で、スタートからゴールまでの正しい計算過程を確認してみましょう。

この問題のポイントは、「カッコの中→割り算→足し算の順に計算すること」です。

まずは、計算順のルールについて復習しておきましょう。

<計算順のルール>
次の順番で計算します。

1.カッコの中
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算

※同じ順番の計算がある場合は、左にあるものを優先して計算します。

今回の問題の式は、足し算、カッコ、割り算の順で構成されています。しかし、この計算順のルールに従えば、計算のスタート地点はカッコの中からになるのが分かるでしょう。

7+(10−4)÷3
=7+6÷3

残りは足し算と割り算です。割り算は足し算よりも優先されるので、次のように計算を続けていきます。

7+6÷3
=7+2
=9

これで正しい答えを出せました。

今回の問題で、計算の正しい順番を思い出せたでしょうか。

式は、「カッコの中→掛け算・割り算→足し算・引き算」の順に計算していきます。複数の四則演算が含まれている計算は、左から順に計算するのではなく、この計算順のルールに従って行うことを忘れないようにしましょう。

他の計算問題にも、引き続き挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

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