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これどうやって計算するか覚えてる?「−120÷0.6」→正しく計算できる?

  • 2024.12.13
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負の数や小数の計算は、1+2のような正の整数の計算とはまたすこし計算方法が異なります。だからこそ、久しぶりに計算しようとすると戸惑ってしまう人もいるかもしれません。

今回の問題で、「負の数÷小数」の計算ルールを覚えているかどうか確認してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
−120÷0.6

解答

正解は、「−200」です。

どうやって計算すればよいか、思い出せたでしょうか。

次の「ポイント」で、計算方法を確認してみましょう。

ポイント

今回の問題のポイントは、「小数で割るときの計算」と「負の数の割り算」です。

小数で割るときの計算

まず、今回のように割る数が小数のときは、割る数の小数点を整数になるまで右に移動させます。

−120÷0.6

今回割る数は0.6なので、小数点を右に一桁分移動させれば整数の6になりますね。

ここで、割られる数の−120も割る数と同じだけ小数点を右に移動するのがポイントです。−120の小数点はないように見えますが、−120.0と考えましょう。−120.0の小数点を右に一桁分移動すると、−1200になりますね。

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これで、式は以下のように変形できます。

  −120÷0.6
=−1200÷6

負の数の割り算

次に、答えの符号を決めます。

割り算の答えの符号を決めるには、次のルールがポイントになります。

<答えの符号の決め方(割り算編)>
・同符号どうしの割り算の答え→正の数(+)になる
例:−2÷(−1)=2
・異符号どうしの割り算の答え→負の数(−)になる
例:−2÷1=−2

今回は「負の数÷正の数」の異符号どうしの割り算のため、答えは負の数になります。

では、ここまでの解説をもとに計算していきましょう。

  −120÷0.6
=−1200÷6   ←割る数と割られる数の小数点を右に一桁分移動する
=−(1200÷6)   ←答えは負の数になるので割り算の前に−を付けた
=−200

これで答えを出せましたね。

まとめ

今回の問題では、負の数と小数の割り算に挑戦しました。

負の数の割り算では、割られる数と割る数の符号に注目します。また、小数で割るときは、割る数が整数になるまで小数点を右に移動します。次に、割られる数も同じだけ小数点を右に移動してから、割り算をします。

他にもさまざまな計算問題に挑戦して、現在の計算力を確かめてみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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