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「手拭い絞るのやめてくれ」「拭き忘れてるようじゃ無理か」サウナに“濡れたまま”で入ってはいけない理由

  • 2025.3.16
出典:photoAC(画像はイメージです)

昨今のサウナブームで利用者が急増していますが、同時に「サウナマナー」について、SNSでたびたび話題となっています。

特に「濡れた身体のままサウナに入る」「濡れたタオルを絞る」「身体を洗わずサウナに入る」といった行動に対して、違和感があるサウナーは多いはず。そして、実際にそういった行動をしてしまう利用者が多いのも事実。

サウナ行く前に身体拭かないと床びっしゃびしゃになる
拭き忘れているようじゃ無理か
汗をかきにくくなるので、必ず体を拭いてからサウナに入りましょう
濡れたまま入ってきてそこで手拭い絞るのやめてくれ

ロウリュウ(サウナストーンに水をかけて湿度をあげて発汗を促すサウナの入浴法)が流行している中で、「濡れた身体でサウナに入ってはいけない」とされているのには、衛生面やマナー以外にも理由があります。

なぜ、濡れた身体でサウナに入ってはいけない?

なぜ、濡れた身体で入ってはいけない理由には「ととのう」にあります。

濡れた身体でサウナに入ると、身体に残った水分が蒸発する際の「気化熱」によって肌表面が冷やされます。これにより体温が上がりにくくなり、十分に汗をかくことができなくなるため、「ととのう」というサウナ本来の効果が薄れてしまうのです。

また、マナー面での指摘としてよく挙げられるのは、濡れたまま入ることで床やベンチがびしょ濡れになり、床濡れによる転倒の危険や他の利用者に不快感を与える点です。

とはいえ、初心者の中には「そもそもサウナマナーを知らない」という人も存在します。

使ったことないから分からないことが多い。そして分からないから使えない。
サウナに濡れたまま入っちゃいけないってよく言われるけどなんでだろ?
身体が濡れたままサウナに入るのはマナー違反だと聞いた
塩サウナ入る時は濡れたまま入る、塩塗りやすい

SNS上での話題の中では、初心者に対して厳しくマナーを指摘するよりも、理解を促すような説明を心がけるべきという声も多く見られます。

すべての利用者が気持ちよく「ととのう」ために

サウナを楽しむ人が増えている今だからこそ、利用者同士が気持ちよく過ごすためにマナーの共有が重要になっています。

サウナ施設側も利用者へのマナー周知を積極的に行うことで、すべての人が気持ちよくサウナを楽しめる環境づくりを推進していく必要があるでしょう。