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岡山県で見つけた『自動販売機』 見かけなくなった“懐かしい姿”に「買うのが夢だった」「近所にあった」

  • 2024.12.20

外出中、ちょっとのどが渇いた時に飲み物を簡単に買えて便利な自動販売機(以下、自販機)。お茶や水、ジュースなどのソフトドリンクだけでなく、おでんやケーキを取り扱っている自販機もありますよね。

ハヤミネ(@retorowalking)さんが、最近見かけなくなった「時代を感じる自動販売機」をX(旧Twitter)に投稿すると、「懐かしい」「父がよくこれで買ってた」と注目を集めています。

いったい、どんな自販機だったのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

なんと、お酒の自販機です!しかも右側には大瓶のビールやウイスキー、焼酎などが並んでおり、こんな自販機は見たことがない人もいるのではないでしょうか。

ところどころ錆びていたり色褪せしたりしているので、かなり年季も感じます。今も使えるのでしょうか…?

街歩きをしながら昭和を感じる風景を探すのが趣味である投稿者のハヤミネさん。この貴重な自販機は、岡山県倉敷市で見つけたそうです。

それにしても、昔はよくあった酒類の自販機がなぜこんなにも珍しいと感じるほど減ってしまったのでしょうか。

未成年の飲酒防止のためだった…!

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出典:ハヤミネ(@retorowalking)さん

昔は街のいたるところに設置されていたお酒の自販機がすっかりレアな存在になってしまった理由、それは「未成年の飲酒を防止するため」です。

法律改正により、2000年以降は未成年への酒類の販売・提供についての罰則が強化され、年齢確認も義務づけられるようになりました。

スーパーやコンビニのレジでも「20歳以上ですか?」などの年齢確認ボタンが導入されている場所も多いですよね。

しかし、昭和を感じるような従来型の酒類自販機は購入者の年齢を識別することができないため、未成年でも酒類を簡単に購入できることが問題視され、購入者の年齢を確認できる改良型自販機の設置を国税庁が呼びかけ続けています。

その影響もあってか、1996年には全国に18万台以上もあった酒類自動販売機は、2022年には1万1,000台ちょっとにまで減っています。

従来型自販機は今後ますます減っていく一方なので、これまで以上に見つける機会は少なくなるでしょうね。

「子どもの頃、買うのが夢だった」

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

懐かしいですね 持ち帰り用の袋がぶら下げてあったりしました
ウチの近所の酒屋さんにもあったな、この自販機。
懐かしすぎる…
ガキの頃は都内の至るところにあったものだがね

昔はいろいろな場所に設置されていたこともあり、子ども時代を懐かしく感じる人のコメントが多く集まり、盛り上がっていました!

また、こんなコメントも。

子供の頃、大人になったらこういうので買いたいと思ってたけど大人になったらもうなかった
自分がお酒飲めるようになったころにはもうなかったなあ
買うのが夢だったのに

幼い頃、大人が自販機でお酒を買うのを見て「いつか自分も…」と夢見ていたのに、残念ながら叶わなかったという声があり、少し切ない気持ちに。

今回の自販機に限らず、時代が変われば、当たり前だったものがそうではなくなることもあるんだと気づかされるエピソードでした。

 

※お酒は20歳になってから



取材協力:ハヤミネ(@retorowalking)さん