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6月に届いた『年賀状』 消印を見て分かった“驚愕のワケ”に「ロマンチック」「びっくり」

  • 2025.1.1

もうすぐ年末。師走で忙しい時期ですが、新年に向けてそろそろ年賀状の準備に取り掛かっている人もいるのではないでしょうか。

今回は、ゆづか正成(@yudukamasanari)さんが、2024年4月にX(旧Twitter)に投稿して話題になった「春に届いた年賀状」について紹介します。

いったいなぜ、季節外れの4月に届いたのでしょうか?

その理由が分かる投稿が、こちら!

なんと、南極からの年賀状だったんですね!

東京から約14,000kmも離れた場所にある、南極昭和基地。

そこに日本でもっとも南にある郵便ポストが設置されており、年に1度だけ往復する南極観測船「しらせ」によって郵便物が運ばれるため、元日に出した年賀状も届くまでに4ヶ月かかるんですね。

ちなみに郵便料金は日本国内と同額なので、南極からも1枚85円(2024年12月時点)で届きます!

極地研(国立極地研究所)とは?

投稿者さんの寄付先であり年賀状の差出人でもある「国立極地研究所」とは、南極・北極に関する科学を総合的に研究する、日本で唯一の研究機関です。

南極は人間がほとんど活動していないことから、地球環境を正確にモニタリングできる貴重な場所として昭和基地が設置され、さまざまな観測・調査をしています。

すでに72万年前の氷を掘り出すことに成功している日本の観測隊が、今年度は100万年前の氷の掘り出しに取り掛かっているそう。

100万年前の空気を含んだ氷だなんて、ロマンがありますね!

南極から年賀状が届いた理由

今回の年賀状は、2022年12月~2023年12月に実施された「国立極地研究所創立50周年記念募金」での特典のひとつにあったものです。
※こちらの記念募金は既に終了しています

寄付金額によってクリアファイルや記念プレートのほか、今回投稿者さんが受け取った記念年賀状や風呂敷セットなどが用意されていました。

ちなみに寄付金額10万円以上の特典は「南極の氷」だったそうで、さすが極地研ですね!

昭和基地の消印に「かわいい」の声集まる

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

地球のはじっこから年賀状が届くなんてロマンチックだ〜
ペンギンの消印かわいい
昭和基地の風景印もあるの!!
可愛いなぁ〜

ペンギンのイラストが目をひく昭和基地内の消印のかわいさに、たくさんの人が反応していました。

また投稿者さんと同じように、寄付によって年賀状を受け取った人の声も。

私も昨日届きました〜
仲間
こちらは昨日の到着でした。びっくりしつつ嬉しかったです。
結構前だから寄付したこと忘れていたけど、うちにも来ていた昭和基地からの年賀状
桜の季節に元旦の消印の年賀状が届くって、面白いねえ

南極から届く年賀状はやはり特別感がありますね!

現在でも極地研の活動への寄付はできるので、興味を持った方はぜひチェックしてみてください。



取材協力:ゆづか正成 Yuduka Masanari(@yudukamasanari)さん