日本独自の味付けや食材を楽しめる「日本食」。ユネスコの無形文化遺産にも登録され、世界中で高い人気を誇ります。いまや海外であってもスーパーなどで日本の調味料や食材を手に入れ、手軽に日本食に親しむことができます。
Syms2024(@s_uk_s_)さんが、「イギリスで売られていた『七味』」についてX(旧Twitter)に投稿すると1万いいねが集まり(2024/12/15時点)、「なんかかわいい」「それはそれで、イイような」と話題になっています。
いったいどんな「七味」なのでしょうか?
話題の投稿が、こちら!
イギリスさんよ、Shichimiやで🤣 pic.twitter.com/v3XecyYnzB
— S🇬🇧yms2024 (@s_uk_s_) December 10, 2024
投稿者さんは、イギリスにお住まい。投稿された写真はイギリスの食料品店で撮られたもののようですが、写っているのは日本のスーパーなどでもよく見かける「七味唐辛子」の小瓶です。
しかし、よく見てください。日本で売られている「七味」と決定的に違う部分があることに気づきませんか。
そう、「SHICHIMI(しちみ)」ではなく、「NANAMI TOGARASHI(ななみとうがらし)」になっているのです。「NANAMI」…女の子の名前のようで可愛らしく聞こえてきますね。
これはメーカーさんの翻訳ミスなのかと思いきや、実はこの表記にはきちんとした理由があるのです!
日本の調味料として「一味唐辛子」もあり、「七味(しちみ)」と「一味(いちみ)」は発音が似ているので、海外のお客様にもわかりやすいように「NANAMI(ななみ)」と記載しているのだそう。
確かに特に海外の方には「NANAMI」としたほうが、紛らわしくなくてよさそう。納得の理由ですね。
急に女子感
こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。
なんか かわいいかも
急に女子感
某所某サークルのうどん模擬店
一味と七味がややこしいので、
「ななみちゃん持ってきて!」
「かずみちゃんある?」
などといった会話が飛び交っていたなぁ
いや懐かしい
間違いは間違いだけど
それはそれで、イイような
ニホン語ネイティブでも、発音した際、“シチミ”と“イチミ”の区別がつきにくい時があるので、“nanami”は案外とアリかも…
ピリリと辛く、料理の良いアクセントになってくれる「七味唐辛子」。そのおいしさが、親しみやすい名前とともに、海外の人に伝わるといいですね。
取材協力:Syms2024(@s_uk_s_)さん