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Netflix『さよならのつづき』で魅せた“有村架純”のスペイン語、ネイティブからの評価は?「学び始めた外国人のよう…」

  • 2024.12.20
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(C)SANKEI

2024年11月に配信がスタートした有村架純さん主演のNetflixドラマ『さらならのつづき』(全8話)。坂口健太郎さんと生田斗真さんが共演を務め、多くの名作ドラマを輩出してきた岡田惠和氏が脚本を担当しました。

ストーリーは、プロポーズ当日に事故で恋人を失った主人公(有村さん)が、恋人の心臓を移植された男性とのめぐり逢いについて描かれています。

ドラマの第一話で観られるのが、コーヒー製造会社に勤める主人公が海外のコーヒー農家とビデオ会議をするシーン。有村さんがジェスチャーを交えながら、スペイン語でコミュニケーションをとる様子を観ることができます。

日本人のスペイン語学習者から見た評価は…?

 日本人のスペイン語学習者に有村さんのスペイン語力を伺いました。

 「有村さんのスペイン語を話すスピードが、思ったより速いことに驚きました。発音も聞き取りしやすく、日常会話に支障がないレベルです。ネイティブとの受け答えもスムーズで、スペイン語初心者という印象は受けませんでしたね。」

スペイン語学習の初級者は、簡単な会話やあいさつができるレベルです。セリフとはいえ、有村さんはビデオ会議のシーンで、スペイン語で受け答えしていました。
また会話でのやり取りでは、スピーキング力だけでなくリスニング力も必須です。有村さんのスペイン語は、初級より上のランクと評価できます。

南米ネイティブに聞いてみると…?

スペイン語は地域によって発音の抑揚が異なるため、会話を聞けば出身の国がどこなのかを推測できます。南米に住むスペイン語ネイティブに、スペイン語のシーンについて聞きました。

 「彼女の話すスペイン語なら、問題なくやり取りができる。だが、発音は、スペイン語を学び始めた外国人のよう…。音の出し方も、少し口にこもっている。」

 ネイティブからもお墨付きの評価があった一方、細かい部分の指摘もあるようでした

一般的に外国語の発音は、習得済みの母国語のものに近くなる傾向があります。有村さんのスペイン語の発音も、ネイティブにとっては外国人の話すスペイン語に聞こえるようです。また、とくに日本人は口を大きく開かず、ぼそぼそと発音する傾向があります。ネイティブからすると、有村さんのスペイン語の発音は高評価にならなかったようです。

 ただ有村さん自身、これまでスペイン語を話す機会はなかった模様。「スペイン語を習い始めた人の発音」というのは全うな評価です。
さらに有村さんの役柄設定は、初級から中級のスペイン語学習者です。彼女のスペイン語力は、今回のドラマの役に上手くハマっていたといえるのではないでしょうか。

ワンシーンのためにスペイン語講習も受けた努力家

2024年10月に開催された第29回釜山国際映画祭のインタビューでは、有村さんはスペイン語のシーンについて、「スペイン語は講習みたいなのをちょっと受けたんですが、難しかった。」と語られています。
それに対し、共演の坂口さんは「とても自然だった」と評価されていました。共演者から見ても自然なやり取りだったようですね。

 ドラマの短いシーンを完璧に演じるために、語学講習を受ける有村さんは、努力家の一面がみられますね。今後も有村さんのご活躍を期待しています!


※記事は執筆時点の情報です