「サンタさん…どうして…」男児が裏切られたワケに意見分かれる「これを説明するのは難易度高い」

もうすぐ12月。街のあちこちにイルミネーションが飾られ、どこからか聞こえてくる音楽もクリスマスにちなんだ曲が増えてきたのではないでしょうか。

ホッペマル（@hoppe3230）さんが、クリスマスソングを聞いた息子さんがサンタクロースに裏切られてしまう瞬間をＸ（旧Twitter）に投稿すると、1.1万いいねが集まり（2024/11/25時点）、「可愛らしいけどむずかしいよね」「うちの長女も言ってた」と話題になっています。

サンタさんがいったい何をしたのでしょうか？

注目の投稿が、こちら！

息子は言葉遣いに敏感なところがあり
夫が「オマエ大きくなったな〜」などと言うと
👦🏻「オマエじゃない、悪い言葉。名前があるよ」
と空気をピリッとさせるんだけど、
まぁ言葉遣いで損するよりいいのか…と静観してた所問題が発生

🎅🏻「♪オマエの鼻が役に立つのさ」

👦🏻「サンタさん…どうして…」

— ホッペマル🍛 (@hoppe3230) November 18, 2024

たしかに「オマエ」と言っているけれど…！

決してサンタさんはトナカイを悪い意味で「オマエ」と呼んでいるのではない、ということをピュアな心をもつ息子さんに分かってもらえると良いのですが…。

息子さんとどのような会話をされたのでしょうか？投稿者さんに、詳しくお伺いしました。

トナカイさんの立場になって考えてみた

---さまざまな「オマエ」論がリプライ等で寄せられていましたが、お子さんが納得できそうなものはありましたか？

「今回たくさんのご意見をいただいて、私自身も非常に勉強になりました。『うちの子もそう！納得してもらうのは難しい…』という声に安心させられたり、『私もオマエって呼ばれるのは嫌だなぁ…』というご意見に共感したり…（笑）」

ｰｰｰお子さんと、こちらの件についてどんなお話をされましたか？

「当初息子は、『トナカイはみんなに笑いものにされて、サンタさんにはオマエって呼ばれて、かわいそう！』と言うので、『サンタさんはね…トナカイのこと可愛くて大好きで仕方ないって思ってるんだよ。そういう理由でオマエって呼ぶこともあるの』と言ってきかせたんですが、『それでもママ、オマエはだめだよ！友達のことを好きだって、オマエって言うのはルールいはんだよ！』と引きません。保育園で描いてきたトナカイの絵も心なしかしょんぼりしている始末…」

ｰｰｰ子どもへの説明は難しいですね。

「これではいけないと思っていたところ、引用の中に『言葉はただの言葉であり、言われて嫌かどうかは本人の問題。受け取り手によって変わる』という内容の投稿を見つけました。これを受けて私は考えたのです。時に人はお互いの親密さを確認する意味で『オマエ』という呼び方を用いるのではないだろうか？一つのコミュニケーションの形なのだと…」

ｰｰｰなるほど。

「さっそく息子に伝えようと、保育園から帰った息子を膝に座らせ、聞きました。『ねぇ…トナカイさんはさ、サンタさんにオマエって呼ばれることどう思ってるかな？嫌だよ、そんな呼び方しないで！って思ってると思う？』」

ｰｰｰ気になる息子さんの答えは？

「息子はうーん…と少し考えて、力強く言いました。『うん！！！！！』あハイ、じゃダメだ、トナカイが嫌ならダメだ…。こうして、特に解決することなく今回の件は幕を閉じました」

ｰｰｰ感じ方は人それぞれですね。

「息子の中には『ダメなことはしたくない』という正義があり、それに対して私が手を加えるべきか？と。もう少し大きくなれば、多角的な視点を持てると信じています」

ｰｰｰ息子さんの優しさを感じる素敵なお話をありがとうございました！

「オマエ」呼び、好き？それとも嫌い？

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

可愛らしいけどむずかしいよね、私も他人に「お前」と呼ばれるのはすごく嫌だけど、母に言われる「お前」は好きというか…違いは愛情なんだけど、これを説明するのは難易度高い。

確かに説明は難しいよなぁ
時代劇は夫婦ともにお前、お前さん呼びするしおめぇって言うときもあるし 相手と状況や関係性によるなんて説明難しいし感覚みたいなものだしね
私もお前呼びは嫌いで、Jpopで歌詞にお前呼び出てきたとき！？？ってなったし

同じように違和感をおぼえる子も

おおおおまさしくうちの娘…！とりあえず「あなたの感覚は間違ってない」という前提で、落語と時代劇を見せて「親しみを込めた"お前"という表現方法がある」というのを知ってもらった。

長男もこの歌にぷんぷんしてたなあ
あの頃のあなたは何処へ？？ってくらい口悪くなったけど

これうちの長女も言ってたー
「おまえって言っちゃいけないんだよー」って。
童謡だってば。

最近では時代やチクチク言葉を意識して、歌詞を「“あなた”の鼻が～」に変更したり、昔話のセリフを言いかえる園もあるそう。

大人も子どもも、相手がどう感じるかに気を付けたコミュニケーションを心がけたいですね。

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取材協力：ホッペマル（@hoppe3230）さん

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