カッコがある計算では、計算の順序に注意しなければいけません。
この記事では、カッコを含んだ四則演算に挑戦してみましょう。
正しい答えを導くことができるでしょうか。
問題
次の計算をしなさい。
1+(4−6÷2)×3
計算の順序に気をつけて、計算を行いましょう。
解説
今回の問題の答えは「4」です。
途中の計算式は次のようになります。
1+(4−6÷2)×3
=1+(4−3)×3
=1+1×3
=1+3
=4
計算のポイントを順に確認していきましょう。
まず、カッコや四則演算が混ざった計算は、次の順に計算しなければなりません。
(1)カッコ内の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
今回の問題では、カッコ内の計算に「4−6÷2」と引き算と割り算があります。
ここでも、引き算と割り算では、割り算が優先です。
カッコ内の計算
4−6÷2
=4−3
=1
カッコ内を計算したことによって、元の計算は「1+1×3」となりました。
足し算と掛け算の計算なので、掛け算を優先しましょう。
1+1×3
=1+3
=4
カッコがある計算では、カッコ内が優先です。
さらにそのカッコ内に色々な計算が混ざっていれば、計算の優先順位に気をつけましょう。
まとめ
長い計算式は、それぞれの部分を分解して考えましょう。すると、簡単な計算の組み合わせになっていることがあります。
繰り返し練習することで、計算力を鍛えましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム)
「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。