小学生でも分かる問題にチャレンジ！「0.08×4.5」→正しく計算できる？

2024.11.29

「小数を含んだ掛け算」の方法を正しく理解できているでしょうか。小数点をどのように扱えば良いのか、なんとなくで計算している方もいるかもしれません。

問題に挑戦し、正しい理解ができているか確認をしましょう。

問題

次の計算をしなさい。
0.08×4.5

小数点の位置に注意して計算しなければなりません。

まずは、自分自身で答えを出してみましょう。

解説

今回の問題の答えは、「0.36」です。

どのように考えたらよいか、順に解説していきます。

小数を含んだ掛け算では、以下の手順で計算が可能です。

（1）「掛ける数」と「掛けられる数」が整数になるように、小数点を右に動かす。
（2）整数の掛け算をする。
（3）はじめに動かした小数点の分だけ、答えの数の小数点を左に動かす。

「0.08×4.5」の場合で考えてみましょう。

まずは、小数で表された2つの数を整数にします。

0.08→8（小数点を右に動かした桁数：二桁）
4.5→45（小数点を右に動かした桁数：一桁）

次に整数どうしの掛け算をします。

8×45=360

最後に、答えの数の小数点を元に戻しましょう。

「掛ける数」と「掛けられる数」が整数になるように小数点を右に動かした桁数は二桁と一桁なので、答えの数の小数点を合計三桁分、左に動かします。

360→0.360

最後の「0」は省略しましょう。

よって、答えは「0.36」となります。

まとめ

小数を含んだ計算は、答えの小数点の位置を間違えやすいので注意しましょう。

計算方法を忘れていた方は、この機会にぜひ復習をしてみてください！

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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