1. トップ
  2. クイズ
  3. 小学生でも分かる問題にチャレンジ!「3.3×10/11÷2.7」

小学生でも分かる問題にチャレンジ!「3.3×10/11÷2.7」

  • 2024.11.22
undefined

分数と小数は見た目がかなり違いますが、どちらも1未満の数を表せる数です。そんな似た者同士の分数と小数が、同じ計算式に登場することもあります。さて、どうやって計算すればよいか分かりますか?

今回の問題を通して、分数と小数の混じった計算式の計算方法を確認してみましょう。

次の計算をし、分数で答えなさい。
3.3×10/11÷2.7

解答

正解は、「10/9」です。

計算途中で迷うことはなかったでしょうか?

次の「ポイント」で、この問題の答えを分数で出す方法を解説します。ぜひご覧ください。

ポイント

この問題のポイントは、「小数を分数にする方法」です。

問題の式には小数と分数が混じっていますが、答えは分数で出すように指示されています。そこで、式内の小数を分数にして計算しましょう。

小数を分数にするには、「分母:1に、小数点以下の桁数分の0を付けた数」「分子:小数点を取り除いた数」にします。

今回の問題では、3.3と2.7を分数にします。3.3は33/10、2.7は27/10に変換できますので、式は次のようになります。

  3.3×10/11÷2.7
=33/10×10/11÷27/10

あとは、分数の計算ルールに従って、答えを出すだけです。

ちなみに、分数の掛け算と割り算の計算ルールは次のようになります。

<分数の掛け算と割り算の計算ルール>
分数の掛け算:分子どうし、分母どうしを掛ける
分数の割り算:「割る数」の分子と分母を逆にして掛け算にする

どちらの場合も、計算の途中で約分(分子と分母を同じ数で割ること)できるものは約分しましょう。また、分数の割り算は結局掛け算の形になるので、掛け算と割り算は一気に計算を進めた方が効率的に約分できます。

では、さっそくやってみましょう。

  33/10×10/11÷27/10
=33/10×10/11×10/27
=(33×10×10)/(10×11×27) →3と10と11で分子と分母を割って約分
=(1×1×10)/(1×1×9)
=10/9

これで答えを出せましたね。

まとめ

今回の問題では、小数と分数の掛け算・割り算に挑戦しました。

小数を分数にするときは、「分母には1に小数点以下の桁数分の0を付けた数、分子には小数点を取り除いた数」を設定して、分数を作りましょう。

分数と小数が同じ式に出てくる問題は他にもあるので、ぜひ挑戦してみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


類似問題に挑戦!

大人が意外と解けない算数「0.04×15/16÷0.18」→正しく計算できる?
大人が意外と解けない算数「0.04×15/16÷0.18」→正しく計算できる?