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台湾旅行中の新幹線で…人が多すぎて乗れないと諦めていた男性→次の瞬間、乗客の“驚きの行動”に「優しさに包まれた」

  • 2024.11.9

旅行中は楽しいこともたくさんありますが、特に、海外旅行中は慣れない土地ということも影響し、思わぬハプニングに見舞われることもあるでしょう。

Chan Kei Travel(@chankei_travel)さんがX(旧Twitter)に「台湾の新幹線で起きた出来事」を投稿したところ、「素敵なエピソードですね」などと注目を集めています。

いったい、Chan Kei Travelさんは新幹線でどのような体験をしたのでしょうか?

注目の投稿は、こちら!

車内は乗客であふれていたにもかかわらず、Chan Kei Travelさんのために場所を作ってくれたそう。そのおかげで、Chan Kei Travelさんは無事新竹に到着できたそうです。

Chan Kei Travelさんはどのような目的で台湾旅行をしているのでしょうか?詳しいお話を伺ってみました。

YouTubeの動画撮影のために台湾へ

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出典:Chan Kei Travel(@chankei_travel)さん

---素敵なおもてなしですね!台湾へはどんな目的で行かれたのでしょうか?

「『Chan Kei Travel』というYouTubeチャンネルを運営しており、その撮影のために台湾へ渡航いたしました。元々は国内外問わず色々な場所へ行きドキュメントとして動画を公開してきましたが、昨年11月〜1月にかけて徒歩環島(徒歩で台湾を一周する旅)をしつつ毎日動画を更新するチャレンジを実行しました」

---すごいですね!実行した感想を教えてください!

「とても過酷な旅でしたが、そこで会った台湾の方達の優しさに感動し、最近ではもっぱら台湾関連の動画が中心となっています。この徒歩環島旅の様子はYouTubeチャンネルで公開しているので是非ご覧ください」

---台湾へようこそと言ってくださったのは、新幹線に乗っていた見知らぬ人だったのでしょうか?

台湾へようこそと言ってくださったのは新幹線でたまたま居合わせた男性の方です。ポストにある通り、私は高鐵桃園站から高鐵新竹站へ向かう新幹線の自由席の車内へ入ろうとしていたのですが、人がごった返しており、中々入ることができませんでした。少しだけスペースが空いていたので足と荷物を踏み入れた所、男性1人、女性2人で来ていたグループの人達がスペースを作ってくれて、私と私の荷物を中の方に引き入れてくれました

---とても優しい方々ですね…!

「男性は翻訳機で私に『どこへ行きますか?』など色々な質問をし、私はそれに拙い中国語で答えるという感じで一駅の間でしたが世間話をしました。私の中国語は単語程度の簡単なものでしたが理解してもらえてとても嬉しかったです。最後電車を降りる直前に見せてもらった男性の翻訳機には『台湾へようこそ』と書かれていました。私は『謝謝!我喜歡台灣!再見』と答え新幹線を降りました」

台湾の方の優しさを感じたエピソード

---その他にも台湾の方の優しさを感じたエピソードがあれば教えて下さい。

他にも台湾の方の優しいエピソードは沢山あるのですが、特に印象深かった事が環島旅の最中に2つあります。1つ目は2023年11月27日台湾の田舎町『下營』を訪れた際のエピソードです。この日私は嘉義から下營まで34.8kmを10時間かけて歩きヘトヘトの状態でホテルにチェックインしました」

---とても大変でしたね…。ホテルにチェックインした後は、すぐにお休みになられたのでしょうか?

「どれだけ疲れていても少しは街の様子を撮影したり、グルメをレポートすることをルールにしていたため、観光地や廟を訪れ街の小さな食堂に入りました。そのお店の店主さんは強面な方ではあったのですが、私が日本人と知るとビールをご馳走してくれ、注文以上の食事、タピオカミルクティーなどを振る舞ってくれました

---ご店主、本当にお優しいですね…!

「その後店主の親戚も集まり宴会がスタート。その際どうしてこんなに親切にしてくれるの?と訪ねたところ『自分が以前日本を訪れた際、日本人に良くしてもらったから当然だよ』と教えてくれました」

---素晴らしいエピソードですね!

「それ以降私も厚かましいかもしれませんが、台湾へ恩返しがしたい!そのような気持ち、台湾の良さが台湾へ行ったことがない方へも伝わるような動画を更新し続けています」

---日本人から台湾人のご店主へ、そして次は日本人のChan Kei Travelさんへ、恩返しの襷が繋がったのですね…!

「2つ目は、環島旅が終わった後の2024年1月4日苗栗の新興大旅社に宿泊した際のエピソードです。環島旅が終わり日本へ帰国するまでの間どこで何をするかは決めておらず、まだゆっくり観光が出来ていない苗栗へ行くことにしました」

---台湾の北西部に位置する県ですね。

「この旅2度目の新興大旅社を予約。少し早く到着したのでホテルの女将さんと世間話をしつつ観光地の情報を聞いていました。なんとなく場所を把握し1人で出発。苗栗の観光地は昔使われていたトンネルです。撮影をしながらトンネルを歩いていると後ろから声をかけられました。びっくりして振り返るとホテルの女将さんでした」

---えっ!?どうしてホテルの女将さんがいらっしゃったのでしょうか?

「『どうしたの?』と聞くと『帰り大変だろうから車で迎えに来た』と言うのです。結局そのまま車で他の観光地も巡ってもらいご飯もご馳走になりました。『私のことは台湾のお母さんだと思って遠慮しないでね』と言ってくれたことがとても嬉しかったです」

---女将さん、とてもお優しい方ですね…!ぜひそちらのホテルを利用したくなりました。

台湾に旅行に行きたくなる!

台湾の方々の優しさに救われたChan Kei Travelさん。投稿には、「ほんと台湾の人々は心優しい方ばかりで何度も旅行に行きたくなりますね」「世界平和」などのコメントも寄せられていましたよ。

今回のエピソードを通じ、少しでも台湾に興味を抱いた方は、ぜひ一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか?もしかしたら、人生の転機になるような素晴らしい体験をすることができるかもしれませんよ。



取材協力:Chan Kei Travel(@chankei_travel)さん、Chan Kei Travel(YouTube