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窪塚愛流や髙石あかり…ぞくぞくとブレイクする“若手俳優たち”が新“日曜劇場”に抜擢!キャストたちの過去作を紹介

  • 2025.1.16

2025年1月19日から放送がスタートする、TBS系日曜劇場『御上先生』。本作は、松坂桃李が演じる主人公、東大卒のエリート文科省官僚の御上孝が私立高校へ出向し、高校3年生の担任教師となって生徒を導きながら、日本教育に蔓延る腐った権力に立ち向かっていく物語。そんな御上先生が受け持つ生徒たちを演じるのは、2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに抜擢された髙石あかりなど、大注目の若手俳優たちだ。

“官僚教師”が令和の18歳を導く

2023年に放送された日曜劇場『VIVANT』にも出演した松坂が、今回は日曜劇場初主演を務め、“官僚教師”という異色の役柄に挑戦。松坂は、映画『新聞記者』では官僚役を、ドラマ『ゆとりですがなにか』では教師役を演じたが、今作では制度を作る側である官僚と、制度に苦しめられる側である教師の両方を兼ねる“官僚教師”というキャラクターを演じるので、非常に興味深い。御上先生が令和の18歳たちをどのように導いていくのか、そして松坂がどのように表現するのか、大いに気になるところだ。

御上が担任教師として赴任する「私立隣徳学院」3年2組の生徒29人に扮するキャストが発表された際、フレッシュな顔ぶれの中に、朝ドラや大河ドラマ出演経験者や、話題の映画やドラマに出演してきた若手俳優が多いことに気づいた。『御上先生』に出演する注目俳優たちをチェックしてみよう。

朝ドラや大河ドラマ出演で知名度を上げた俳優

(C)SANKEI

前述の髙石は、人気の映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの主演で注目され、朝ドラ『ばけばけ』では実在の人物である小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツをモデルとするヒロインを演じる。

すでに朝ドラに出演した俳優には蒔田彩珠(『おかえりモネ』)、吉柳咲良(『ブギウギ』)、青山凌大(『虎に翼』)、花岡すみれ(『ちむどんどん』)がおり、大河ドラマに出演した俳優には豊田裕大(『光る君へ』)、鈴川紗由(『どうする家康』)がいる。

蒔田は『おかえりモネ』で清原果耶が演じるヒロインの妹を演じて注目を浴びたが、『とと姉ちゃん』にも出演している。吉柳は、『ブギウギ』では美空ひばりをモデルにしたと言われる役を演じ、美声を披露。吉柳は大河ドラマ『光る君へ』にも出演した。青山は、『虎に翼』で伊藤沙莉が演じるヒロインの甥を演じた。この3人は、朝ドラで目立つ役を演じた俳優として、お茶の間での知名度を上げた。

大注目の若手俳優2人

予告を見ていると、『御上先生』の生徒役の中で最も目を引くのは、奥平大兼ではないだろうか。奥平は、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得た映画『MOTHER マザー』で、主演の長澤まさみの息子を演じ、大きな注目を集めた。最近は、菅田将暉主演の映画『Cloud クラウド』でも活躍している。

(C)SANKEI

また、窪塚愛流も近年、頭角を現している若手俳優。窪塚洋介の息子として知られる彼は、『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』や『ハピネス』などの映画に出演。『ハピネス』では蒔田とW主演を務めた窪塚は、ドラマ『あのときキスしておけば』では御上先生役の松坂と共演した。

「8LOOM」俳優が3人出演

本田翼主演のドラマ『君の花になる』の劇中に登場する7人組ボーイズグループ「8LOOM」のメンバーを演じた八村倫太郎、山下幸輝、森愁斗が顔を揃えているのも面白い。3人は、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、NOAと共に、期間限定のボーイズグループとして実際にデビューし、ドラマの楽曲の発表や、物語と連動したライヴ・イベント出演などのアイドル活動を行った。

アイドルと言えば、HKT48・AKB48・IZ*ONEの元メンバーの矢吹奈子や、元日向坂46の影山優佳も出演している。

さらに、『御上先生』の1作前の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』に出演した安斉星来、ゆりやんレトリィバァが女子プロレスラー・ダンプ松本役で主演したNetflixのドラマ『極悪女王』に出演した西本まりんなど、話題作への出演経験のある俳優たちも『御上先生』の生徒役を演じている。

フレッシュで豪華な若手俳優が多数出演する『御上先生』で、それぞれがどのような活躍ぶりを見せ、どのように輝くのか楽しみだ。

攻めた内容の脚本に引き込まれる

本作は、松坂が主演した映画『新聞記者』の脚本を手掛けた詩森ろばによる完全オリジナルストーリーの、これまでとは一線を画した新たな学園ドラマ。未来を夢見る子どもたちが、汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実に、官僚教師と令和の高校生たちが立ち向かい、教育のあるべき真の姿を問う“大逆転教育再生ストーリー”となっている。

主演の松坂は、「脚本の詩森ろばさんとは『新聞記者』以来です。あの作品によって、僕自身大きな刺激を受けました。詩森さんの書く脚本の展開は非常に攻めていて、読んでいて引き込まれます。今度は連続ドラマというフィールドで何かしらの変化をもたらす作品になればと願っています」とコメントしている。

主人公は松坂が演じる御上先生ではあるが、29人の生徒に大きくスポットが当たり、生徒が主体となっていくドラマなので、今回紹介した俳優たちをはじめとする生徒役キャストの1人ひとりにしっかりと注目していきたい。



TBS系 日曜劇場『御上先生』

ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP