大学受験で挫折…　入試初日に『数学のテストで０点』をとった“日曜劇場俳優”といえば？

芸能人の受験体験談は、時に私たちに共感や感動、そして元気を与えてくれますよね。その成功体験だけでなく、失敗や挫折を乗り越えてきた話には、人生の大切なヒントが詰まっています。数々の日曜劇場に出演し、圧倒的な演技力で多くの視聴者を魅了してきた人気俳優にも、実は大学受験で大きな挫折を経験した過去がありました。

そこで今回は、大学受験初日に『数学のテストで０点』をとった“日曜劇場俳優”についてクイズ形式でご紹介します。

数学のテストで０点…“あの人気俳優”とは？

さて、クイズです。大学受験初日の数学のテストで０点をとるという苦い経験をしながらも、その後名門大学に進学し、俳優として活躍することになった人物とは誰でしょうか？

答えは…堺雅人さんです！

官僚志望から俳優への転身

堺雅人さんは高校時代、地元・宮崎県の進学校で演劇に出会いながらも、当時は官僚を目指していました。「国立大学の法学部に進学し、官僚になる」というのが当時の夢だったと語っています。しかし、受験は想像以上に厳しいものでした。

国立大学を目指して挑んだ大学受験初日、数学の試験で堺さんは1問も解くことができず、０点を取ってしまいます。問題がわからず、試験用紙の裏に小論文を書いてみるという奇策に出たものの、それも効果はありませんでした。この挫折により、国立大学進学の夢を諦めざるを得なくなります。

そんな中で、記念受験のつもりで受けていた早稲田大学に「たまたま受かった」と振り返っています。この予期せぬ合格が、堺さんの人生を大きく変えるきっかけとなりました。

俳優としての原点

早稲田大学に進学した後、堺雅人さんは官僚になる道を諦め、学生劇団の立ち上げに参加しました。劇団での活動を通じて俳優を目指すようになり、授業よりも稽古に夢中に。次第に学業より演劇にのめり込んでいきました。そして、大学3年生の春、家族には内緒で大学を中退し、プロの俳優を目指す決意を固めました。

中退後は、奨学金の返済という現実に直面しましたが、その苦労を乗り越えながら、堺さんは俳優としてのキャリアを少しずつ築いていきました。

現在の成功と過去の挫折

堺雅人さんはその後、数々のドラマや映画で主演を務めるトップ俳優へと成長しました。日曜劇場『半沢直樹』（TBSテレビ）をはじめとする作品で圧倒的な存在感を見せ、現在では日本を代表する俳優の一人として広く知られています。

一方で、大学受験での失敗や、中退後の厳しい現実を笑いながら振り返る堺さんの姿は、多くの人に勇気を与えています。官僚の夢を諦め、俳優という全く別の道を選んだ堺さんの人生は、失敗から学び、新たな可能性を見出すことの大切さを教えてくれます。

挫折を乗り越えた堺雅人さんの魅力

堺雅人さんの受験エピソードは、どんなに大きな挫折を経験しても、自分を信じて前に進むことで新たな道が開けることを教えてくれます。数学の試験で０点を取るという苦い経験を経て、今や日本を代表する俳優となった堺さんの物語は、私たちにとっても大きな励みとなるでしょう。