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役者魂極まれり!チンピラ役を演じるために「歯を9本も抜いた“大物俳優”」といえば?

  • 2024.11.18
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

俳優や女優が役作りのために見た目や生活スタイルを変えることはよくあります。体重を大幅に増減させたり、髪型を変えたりと、様々な工夫を凝らし、作品に対して徹底的に向き合う姿勢には感嘆させられます。しかし、時にはその努力が並外れたものであることもあり、聞く側も驚かせるエピソードが存在します。

役作りで歯を9本も抜いた俳優とは?

さて、そんな驚きのエピソードの一つとして「役作りのために歯を9本も抜いた俳優がいる」という話をご存じでしょうか?役に対する強い覚悟が感じられるこの俳優が誰か、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

答えは…北村一輝さんです。

「なんか思いついたんです。抜こう!って」と語る北村さん

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(C)SANKEI

北村一輝さんは日本の映画やドラマ界で活躍する実力派俳優として知られています。

圧倒的な演技力と存在感で、視聴者に強い印象を残す北村さんですが、その役作りに対する徹底ぶりも話題を集めています。特に、1998年に公開された映画『JOKER 厄病神』の役作りのために9本の歯を抜き、4本を削るという決断をしたことが衝撃的なエピソードとして語り継がれています。

この役は北村さんにとっても非常に挑戦的であり、精神的に追い詰められた状態のキャラクターを演じる必要がありました。北村さんは、自身がそのキャラクターに近づくため、外見を徹底的に変え、さらに内面的にも入り込むために、前歯を抜くという大胆な手段を選んだのです。

当時について、北村さんは2022年に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)の中で、「100%以上のものを出そうとしていた」、「渡部篤郎さんの“弟分”を演じるときに食べるときに音を出したり家でやったんですが、あともう少しないかなと思ったときに『やっぱり歯がそろってたら変だよな』って思って、なんか思いついたんです、で抜こうって」と振り返っています。

このエピソードは、北村さんががどれだけ役に対して真摯に向き合っているかを物語っていますよね。

エピソードを知るとより好きになるかも

役者にとって、役作りは自身のイメージや健康を損なうリスクも伴うことがありますが、それでも北村さんは妥協せずに演技に挑んだことで、観る人々の心に強い印象を残しました。現在も、北村さんのこの覚悟は多くの俳優や映画関係者から尊敬を集めています。

このように、役者が役作りに込める努力は、観客に作品の世界観を届けるための大切な一環であり、映画やドラマのリアリティを引き出すための重要な要素となっています。北村一輝さんのように、役のために体を張って向き合う姿勢が、日本のエンターテインメントを支える原動力の一つであるといえるでしょう。


サムネイル写真出典:photoAC