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「牛丼大盛は1分で完食」「米の甘み感じない」ついに“咀嚼キャンセル界隈”が登場「20人に1人」驚きのデータも

  • 2024.10.24
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

みなさんは、普段食事をする際にしっかり「咀嚼」しているでしょうか?「できていると思う」という方もいらっしゃる一方で、「言われてみると、実は全然噛んでない…」なんて人もいるでしょう。

食事をする際にほとんど食べ物を噛まない…世の中にはそういった、言うなれば「咀嚼キャンセル界隈」の方もいらっしゃると思います。実際に「咀嚼キャンセル界隈」の方に話を伺ったところ、牛丼大盛を1分で完食したり、お米の甘みを感じた経験が全くなかったり。誰かと一緒に食事をしても、10分以上早く食べ終わってしまい手持ち無沙汰に…なんてことも日常茶飯事のようです。

そこで今回は、普段の食事でどの程度ご飯を噛んでいるか、咀嚼しない理由などについてアンケートを実施してみることに。その結果、驚くべき事実が明らかになりました…!

半数以上の人が「あまり噛んでいない」という結果に!

今回のアンケートでは、全国300名の方々に「1. 普段の食事で、どの程度ご飯を噛んで食べていますか?」を聞いてみました。

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出典:TRILL調べ

その結果、衝撃の事実が発覚!なんと、全体の半数以上に及ぶ方々が「あまり噛んでいない」(155件/51.7%)と回答したのです。

2番目に多かったのが「しっかり噛んでいる」(112件/37.3%)で、3番目が「状況による」(18件/6.0%)。そして、4番目が「ほとんど噛んでいない」(15件/5.0%)でした。「ほとんど噛んでいない」は驚きの20人に1人の結果に。

アンケート結果からも明らかなように、全体的にあまりご飯を噛んでいないという自覚のある方が多いようです。しかし、一般的には「ご飯はよく噛んで食べるべき」とされています。なぜ、これほど多くの方があまりご飯を噛まずに食べているのでしょうか?

最大の理由は「早食いの習慣がついている」

次に、「1. 普段の食事で、どの程度ご飯を噛んで食べていますか?」で「状況による」「あまり噛んでいない」ほとんど噛んでいない」と回答した方々(188名)へ「2. ご飯を噛まずに食べる理由についてお聞かせください。」を聞いてみました。

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出典:TRILL調べ

その結果、最も票を集めたのが「早食いの習慣がついている」(78件/41.5%)。理由はさまざまで、家族の食事が早いので、つられて早くなってしまいました」(30〜39歳・男性)という方もいれば、、「子育てしているのもあって、早く食べる習慣がついていると思います」(30〜39歳・女性)や「仕事柄早食いの習慣がついていると思います」(19〜29歳/男性)など、私生活の変化が影響している方もいらっしゃるようです。

次に多かったのが「特に理由はないが、自然にそうなっている」(60件/31.9%)。こちらを選んだ方の中には、「食べるのが早いと言われますが、それほど早いとは感じないです」(50歳以上・女性)、「私としては噛んでいるつもりだけど、他から見ると違うみたいでそうなんだとおもっている」(40〜49歳・女性)というように、ご本人が自覚していないケースも見られました。

そして、3番目が「時間がない」(21件/11.2%)、4番目が「その他」(20件数/10.6%)、5番目が「食べること自体が面倒」(9件/4.8%)という結果になりました。

“やむを得ない事情”でご飯を噛まずに食べている方も

早食いや特に理由はないけれど、あまり噛んでいないという方が大半を占める中、“やむを得ない事情”でご飯を噛まずに食べている方もいらっしゃるようです。「2. ご飯を噛まずに食べる理由についてお聞かせください。」で「その他」を選んだ方のコメントをいくつかご紹介します。

現在歯列矯正をしていて、ワイヤーとブラケットが付いているため、痛みがあったり、ワイヤーに引っかかるのが不快であまり噛まずに食べています。(30〜39歳 ・女性)
顎関節症で余り顎を動かすと顎が痛くなるから。(19〜29歳 ・男性)
奥歯の歯が何本かないために噛んで食べているつもりですが噛めていない時がある(50歳以上・女性)
歯が悪いのでだんだんかむことが少なくなってるようです(50歳以上・男性)

約4割の人が体調の変化を実感!

次に、「1. 普段の食事で、どの程度ご飯を噛んで食べていますか?」で「状況による」「あまり噛んでいない」ほとんど噛んでいない」と回答した方々(188名)へ、「3. ご飯を噛まずに食べた後、体調に変化を感じることはありますか?」を聞いてみました。

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出典:TRILL調べ

その結果、最も票を集めたのが「特にない」(96件/51.1%)。体調の変化を感じていないからこそ、ご飯をあまり噛まずに食べてしまっているのかもしれません。

しかし、実際には「胃もたれや消化不良を感じる」(41件/21.8%)、「満腹感が得られない」(40件/21.3%)というように、「特にない」には劣るものの、多くの方々が体調の変化を実感しているようです。「その他」(11件/5.9%)と回答した方の中には、「気が付くとお腹が苦しくなるまで食べてしまい、次の日の朝の体重がとんでもないことに「時々塊すぎるものを飲み込んでしまってびっくりする(中略)普段食べているときになかなか気が回らない」などと仰っているケースもありました。

満腹感が得られず、気が付くとお腹が苦しくなるまで食べてしまい、次の日の朝の体重がとんでもないことになってしまう時があります(50歳以上・女性)
時々塊すぎるものを飲み込んでしまってびっくりする。よく噛むようにしたほうがいいとわかっているが、普段食べているときになかなか気が回らない。あえて噛まないようにしているわけではない。(30〜39歳 ・女性)

健康に悪影響があると感じている方は約8割!

最後に、「1. 普段の食事で、どの程度ご飯を噛んで食べていますか?」で「状況による」「あまり噛んでいない」ほとんど噛んでいない」と回答した方々(188名)へ、「4. ご飯を噛まずに食べることで、健康に悪影響があると感じますか?」を聞いてみました。

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出典:TRILL調べ

すると、驚くべきことに「少しはあると思う」(104件/55.3%)、「そう思う」(53件/28.2%)というように、約8割以上の方々が、健康に悪影響があると感じていることがわかりました。

悪影響があると思いつつ、あまり噛まずに食べている

普段の食事でどの程度ご飯を噛んでいるか、咀嚼しない理由などについてアンケートを実施した結果、今回は「あまり噛まずに食べている」方々が半数以上を占める形に。

その中には歯列矯正をしていたり、顎関節症を患っているなど、やむを得ない事情を抱えている方もいるものの、約7割以上を「早食いの習慣がついている」「特に理由はないが、自然にそうなっている」が占めました。また、約8割以上の方々は、ご飯を噛まずに食べることが健康に悪影響があると感じているようです。

つまり、今回のアンケートに回答された方々は、想像以上に多く「悪影響があると思いつつ、あまり噛まずに食べている」ようです。みなさんは、この結果をどのように捉えますか?



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2024/10/18~2024/10/21
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300