トイレ屋「破損します。ご注意ください」プロが語る“トイレでのNG行為”に「あれま」「見事な壊れ方ですね」

日常生活を送る上でなくてはならない存在である「トイレ」。近年はさまざまな機能が増えており、使いやすいよう進化しているようです。しかし…使い方を間違えると、思わぬトラブルが起きてしまうかもしれません。

住宅設備のお仕事をしているトイレ屋へっちゃん（@suidouya3Toilet）さんがX（旧Twitter）に「トイレに関する注意喚起」を投稿したところ、「初めて見た」などと注目を集めています。

いったい、トイレのどこが壊れてしまったのでしょうか…？

注目の投稿は、こちら！

シャワートイレ操作部は手すりではないので、ヨッコラショすると破損します。ご注意ください。 pic.twitter.com/S7jJJUwFOG
— トイレ屋🚽へっちゃん (@suidouya3Toilet) October 15, 2024

こ、これは…。見事なまでに根本から、シャワートイレ操作部が破損して取れてしまっています。あまりに綺麗に壊れているため、まるで元々取り外し可能だったように見えた方もいらっしゃるかもしれません。

数々のトイレを修理してきたトイレ屋へっちゃんさんですが、過去に同様の事例を対応したことはあるのでしょうか？詳しく伺ってみました。

「過去に1度もありません」

---驚きました！過去に同様の修理依頼がきたことは何度かありますか？

「過去に1度もありません」

---や、やはりかなりレアケースなのですね…！

「今回のように取れてしまっている状態ではなく『破損』や『欠け』程度の不具合はそれなりにはあります。操作部の他、便座、便フタが多いです」

---立ち上がる時に力をかけないのはもちろんですが、他にもウォシュレット部分を破損しないように気をつけるべきことはありますか？

「破損させないために気をつけることの1つは、洗剤選びです」

---なぜ洗剤選びが、破損に関係してくるのでしょうか？

「中性洗剤はOKですが、酸性やアルカリ性の洗剤を日常的に使用していると材質が弱くなり破損や変色のリスクが上がります」

---なるほど！それは要注意ですね。

「また、ウォシュレットの中身の電気的なパーツが腐食する可能性もあり最悪の場合は火災することもあります」

---か、火災のリスクもあるのですね…。極力中性洗剤を使うようにした方がよいかもしれません。

「もう1つは、自動開閉や自動洗浄などモーターが動くトイレを使っている方は、電源をOFFにしてから作業することです」

---それは何故でしょうか？

「モーターの動きと反対の力を加えてしまうと破損したり故障したりします。電源が入った状態で掃除をすると意図せずそのような行為をしてしまうことがありますので注意が必要です」

---肝に銘じます…！

トイレ屋へっちゃんさんの投稿に対して、さまざまなコメントが寄せられていました。根本からポキッと取れてしまったシャワートイレ操作部を見て、

あれま

それにしても見事な壊れ方ですね

手すりのない老人宅に多そうw

などのコメントも。ちなみに、「ウォシュレットはどうなんでしょう？」というリプライに対し、トイレ屋へっちゃんさんは「同じです！」と回答していましたよ。

自宅のトイレにウォシュレット、シャワートイレ操作部のある方は、使用する際くれぐれもご注意を…！

取材協力：トイレ屋へっちゃん（@suidouya3Toilet）さん、トイレTV（YouTube）