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「苦手な物を混ぜ込む」作戦、実はNG?プロが語る"意外な理由”に驚き<子どもの食事でやっちゃダメなこと2選>

  • 2024.11.14
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

小さなお子さんと一緒に暮らしているご家庭は、毎日さまざまな苦労をしているかもしれません。特に「食事」が悩みの種になっている方もいらっしゃることでしょう。子どもにしっかり栄養価の高いご飯を食べてもらうため、いろいろな工夫をしている人も多いはず。しかし…もしかしたら気付かぬうちに、やってはいけないNG行為をしているかもしれません。

そこで、今回はX(旧Twitter)に投稿され大きな話題を呼んだ「子どもの食事に関するNG行為」2選をご紹介します。

1.ちょっと待って!好きな食べ物に苦手な物を混ぜ込む作戦のリスク

6歳と3歳のお子さんのママであり、離乳食・幼児食コーディネーターとしても活躍するゆき(@yuki_rinyusyoku)さんがX(旧Twitter)に、「好きな食べ物に苦手な物を混ぜ込む作戦のリスク」を投稿したところ、注目を集めました。

子どもに苦手な食べ物を食べてもらうための方法として、よく耳にする方法の1つですよね。いったい、こちらの作戦のどこに問題があるのでしょうか…?

注目の投稿は、こちら!

※下記の日付のリンクからX(旧Twitter)に移行します

ゆき(@yuki_rinyusyoku) 2024年2月5日

子どもに苦手な食べ物に挑戦してほしいとき、使いやすいけれど注意が必要な方法が、「好きな食べ物に苦手な物を混ぜ込む」作戦。特に記憶力が良い子や、細かいところにも気づける子には、注意が必要です。一度「嫌いなものが混ぜられている」と気づくと警戒心が強くなり、今まで好きだったメニューも→
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出典:ゆき(@yuki_rinyusyoku)さん

たしかに…。苦手な食べ物を食べてもらおうとして、好きな食べ物を嫌いにさせてしまうのは問題ですよね。ゆきさんの注意喚起を受けて、「確かに、一回騙された感があると、警戒してしまいますね」と共感している方もいらっしゃいました。

では、どのような方法を取るとよいのでしょうか?アイデアの1つとして、ゆきさんは「周りの人がおいしそうに食べる姿を見せる等し、安心感を高めていくのも手です」を挙げていました。

また、ゆきさんは下記のようなアドバイスもされていましたよ。

なるほど…!苦手なものについて知ることで、もしかしたら好んで食べるようになってくれるかもしれませんね。ご家族の方に嫌いなものを食べてもらいたいと悩んでいる方は、ゆきさんのアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?

2.食べ物だけじゃない!食器選びも要注意なんです

ゆき(@yuki_rinyusyoku)さんがX(旧Twitter)に「子供の食欲が低下する原因のひとつ」についてX(旧Twitter)に投稿したところ、「驚きです」「全然違う」と注目を集めました。

さまざまな方法を試しているのに、「なかなか子どもがご飯を食べてくれない」と悩んでいる保護者の方も多いかもしれません。お米が嫌いなわけじゃないはずなのに、どうして…?実は、その原因は意外なところにあった可能性が。

注目の投稿は、こちら!

ゆき(@yuki_rinyusyoku) 2024年9月10日

下の画像のご飯、どちらが多いと思いますか。実は、どちらも100gで同じ量。ですが、右のご飯の方が多く見えます。同じ量でも小さいお皿に盛ると多く見えるため、特に少食の子の場合、見ただけで「こんなに食べられない」と食欲が低下する原因になってしまうことがあります。 見た目の抵抗感を減らす→
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出典:ゆき(@yuki_rinyusyoku)さん

一見すると、大きなお皿に入っている方はご飯の量が少なく、小さいお皿に入っている方は多い気がしますよね。

しかし、実はどちらもご飯の量は100gなのだそう!

ゆきさんによると、盛り付けの際にお皿の余白を多くすることで、同じ量でも少なく見えることにより、お子さんが「食べられそう!」という気持ちになる効果が期待できるのだとか。

また、子どもの食欲を低下させる要因として「」も挙げられるそう。ゆきさん曰く、「子どもは本能的に、緑は『成熟していないもの』、黒は『こわい、くさっている、食べられないもの』と、捉えてしまうことがあります」とのこと。反対に、「赤やオレンジなどの色は、食欲アップ効果が期待できます」と仰っていましたよ。

食べ物自体ではなく、食器の色も食欲に関係しているのだそう。ゆきさんによると、

「たとえば、青いお皿など寒色系の食器には、食欲を抑える効果があるんですよね。
食欲を高めたい時は、オレンジや黄色など明るい色の食器を使ったりランチョンマットを敷いたりして、食材以外のものの力を借りる方法もおすすめです」

とのこと。さらに、盛り付けも重要なポイントの1つ!ゆきさんによると、

食欲アップ効果を狙いたい時は、お皿に別々に盛る方法がおすすめです。 大きなお皿に一緒に盛ると、たとえば副菜を食べきったとしてもお皿の上にはまだおかずがのっているので、食べきれた実感が薄くなることがあるがあります」

とのこと。たしかに、食べても食べてもお皿の上に料理が残っていたら、食べきれるか不安になってしまい、食欲も低下してしまいそうです。そのため、

「反対に、別々に盛った場合は、空になったお皿の枚数が増えるので、食べ切れた自信やたくさん食べた満足感が高まりやすくなります。その結果、食事の時間に前向きになり、食べる量が増える効果が期待できます」

とゆきさんはアドバイスしてくださりました。もしお子さんが食事をあまり食べくれないと悩んでいる方は、食材選びや味付けだけでなく、食器や盛り付けなど別の視点から工夫してみてはいかがでしょうか?

食事に関する悩みが解決するかも!

今回は、「子どもの食事に関するNG行為」2選をご紹介しました。「好きな味付けにしているはずなのに、あんまり食べてもらえない…」など、お子さんの食事に関する悩みを抱いていた方は、ゆきさんのアドバイスは目から鱗だったかもしれませんね。

実践することで、もしかしたら今まで苦手だったものが食べられるようになったら、ご飯やおかずをたくさん食べてくれるかも?興味を持たれた方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?



取材協力:ゆき(@yuki_rinyusyoku)さん

※記事内の情報は記事公開時点の情報です