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実母から届いた“手紙”→育児中、1番欲しかった『言葉』に「やっぱり母はわかってる…!」

  • 2024.10.1

子育ては幸せなことも多いですが、ときには悩み苦しいと感じることも。そんなとき相談できる相手は大切です。パートナーやママ友、パパ友、両親、義両親などいろいろな人と大変さを分かち合い、乗り越えていければいいですよね。

おめぐはん(@ochamegumi)さんが、「母からの愛情たっぷりの手紙」についてX(旧Twitter)に投稿しました。

いったいどんな手紙なのでしょうか?

その投稿が、こちら!

投稿者さんがお母様から受け取った手紙に書かれていたのは、育児に悩む投稿者さんを励ます温かいメッセージ!

息子さん二人について、「素直に育ってる。育てたように育ってる」とその健やかな成長ぶりを肯定してくれています。とても素敵な言葉ですね。投稿者さんに詳しいお話を伺いました。

一番欲しかった言葉でした

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出典:おめぐはん(@ochamegumi)さん

---とても素敵なお手紙ですね。こちらのお手紙が送られてきたとき、どんなことがあったのでしょうか?

「ありがとうございます。私には息子が二人おります。4年生と1年生なのですが、1年生の次男の発達面で夏休み前に悩むことがありました。小学校に入学してからも字の読み書きができない(興味がない)次男のことを個人懇談で指摘されました」

---学校からの指摘というのは、気になってしまいますよね。

「同じ時期に学童保育の先生からも『字が読めない』ことを指摘されました。その後学童で、息子にとっては怖い体験をして大泣きした際に、『字が読めない子は意思疎通ができないから泣き止まなかった』と報告され、『意味わからんな』と思いつつ落ち込みました。次男は学童が嫌になり行けなくなりました」

---ちょうど学校からの指摘と学童でのトラブルが重なったのはつらいですね。

「義母が子どもたちだけの留守番を心配し、子守りに来てくれましたが、不安定な次男を見て『普通の子だと思っていたけどそうじゃなかった』『病院に行った方がいい』と言いました。年に数回しか会わない義母がたった一回の、ちょうど不安定な日に子守りしただけでいろいろ言ってきたことに腹を立てつつ、ちょうど発達のことで悩んでいたので余計に落ち込みました…

---そこで否定的な言葉を重ねられるのはショックですね…。

「そんなタイミングでお盆の長期休みとなり県外の実家に帰りました。発達を指摘されて以来、私なりに素人なりに、息子が『字』に興味を持つようにあの手この手でやってきたこともあり、実家で、母が書く字をゆっくりだけど声に出して読み、褒められて嬉しそうにする様子が見られました

---そうした小さな成功体験を積んでいくのは、きっと息子さんの成長につながりますね。

「ただ、『できた!』と思う反面、私は常に、次男の発達について悩んでいました。周りに言われた一言一言が刺さっていて、大丈夫かもと思えたり、いや大丈夫じゃないかもと思ったり。ずっと悩んでいました」

---子どものことは不安になりますよね。

「お盆休みを終え、自宅に戻って数週間後に、母からお菓子や食品などが入った小包が届きました。中には息子たちに宛てた手紙と、写真の、私に宛てた手紙。短い文章でしたが、そのとき私が一番言われたかった言葉でした

---本当に温かな言葉ですね。こちらのお手紙を読まれて、どんなふうに思われましたか?

一番欲しかった言葉でした。次男は、すごくゆっくりですが、字が読めるようになったと実感しているようでした。褒めてもらえた喜び、成功体験から一文字一文字覚えていってる頃でした。私も、このやり方が正解かはわからないけど、手ごたえを感じている頃でした。だからこそ欲しい言葉でした。大丈夫って言ってもらいたかった。身近にいて、私のことも息子のこともよく知っている人から欲しかった言葉でした。肯定されたかった。義母はいつも否定的なのです(笑)」

---こんな素敵な言葉をもらうと、「自分も子どももこのままでいいんだ」と自信を持てますね。

「この後、次男が赤ちゃんの頃から通っていた保育所の先生にも発達の相談に行きましたが、そのときも同じようなことを言ってもらえました。今は私も息子も大丈夫だと信じて、ゆっくり頑張っています。褒めて伸ばして

---この後、お母様とこちらのお手紙について何かやりとりをされましたか?

「『うれしくて、友達にも見せた』と言ったら『人に見せるならもっときれいな字で書いたのに』と言っていました。母はこの春リタイアしましたが、筆文字を習っています。その練習も兼ねて、手紙が半紙に筆文字なのです」

---味があって素敵です。お母様とは頻繁に交流していますか?

「次男は今もテレビ電話で、母の書く『古いひらがな文字』を読むクイズなどをして、文字を読むことを楽しんでいます。いつも、欲しいときに欲しい言葉をくれる母です。遠く離れてるからこそ手紙でもらえたのかなと思っています」

---メールではなく、手紙だからこそ伝わる思いを感じます。

この手紙をお守りに

きっとこの手紙は、投稿者さんにとっての大事な「お守り」になるでしょう。育児に悩みは尽きませんが、それでも前向きに頑張っていこうという力をもらえますね。



取材協力:おめぐはん(@ochamegumi)さん