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大人が意外と知らない算数「715−478」→暗算できる?

  • 2024.9.27
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引き算をする中で、繰り下がりの計算は非常に面倒です。

繰り下がりの多い引き算を暗算しようとすると、頭がこんがらがってしまい、筆算せざるを得ないという人は多いでしょう。

しかし、ある方法を使うと筆算なしでも繰り下がりのある引き算が楽にできてしまいます。

それはどんな方法なのか、気になる人はぜひ今回の問題に挑戦してみてください。

問題

次の計算を暗算でしてください。
715−478

解答

正解は、「237」です。

繰り下がりが多い中、どうやって計算すれば暗算ができるのか分かりましたか?

次の「ポイント」で暗算の方法を確認してみましょう。

ポイント

今回の問題のポイントは、「繰り下がりを回避すること」です。

このような方法は、インド式計算法の一つとして知られています。

今回の問題では、一桁目(5−8)と二桁目(1−7)で繰り下がりが起こることはすぐ分かります。そこで、引く数の一桁目と二桁目を0にして繰り下がりが起こらないようにしましょう。

手順は以下のとおりです。

まず、478より大きく、一桁目と二桁目が0である500を478の代わりに引きます(715−500)。
ただ、そうすると、500と478の差の分、多めに引き算をすることになりますよね。

そこで、引きすぎた500と478の差(500−478)を後で足し合わせるのです。なお、478に何を足せば500になるのか考えると、500−478も暗算しやすくなりますよ。(500−478=? → 478+?=500 → ?=22)。

では、さっそくやってみましょう。

   715−478
=(715−500)+(500−478)
=215+22
=237

筆算で715−478を計算するよりも、楽に答えが出たのではないでしょうか。

まとめ

今回の問題はいかがでしたか?

繰り下がりの多い引き算を暗算するためには、「引く数をキリのよい数字に変換する」という、インド式計算法を使うと便利です。

置き換えによって生じた差は、後から調整して答えがずれないようにします。

他にもインド式計算法を使った問題を用意していますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム

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「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。


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