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大人が意外と解けない算数「50+40−30×20÷10」→正しく計算できる?

  • 2024.10.1
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計算問題は、式が長くなればなるほど、答えを出すのが大変になります。特に、足し算と割り算、引き算と掛け算など、種類の違う演算が一つの式に含まれているときは、計算ルールに注意する必要がでてきます。

それでは今回の問題、正しい答えを出せるでしょうか?

問題

次の計算問題を解いてください。
50+40−30×20÷10

解答

正解は、「30」です。

思った答えと違ったという人は、計算ルールがあやふやになっているのかもしれません。

次の「ポイント」で正しい計算ルールを確認しましょう。

ポイント

この問題のポイントは、「計算の順番」です。

計算の順番には、次のようなルールがあります。

  1. ()付きの計算
  2. 掛け算、割り算
  3. 足し算、引き算

もし、式の中に優先度が同じ演算がある場合には、左から計算していきます。

計算の順番が分かったところで、改めて今回の問題を確認してみましょう。

50+40−30×20÷10

左から順番にみていきます。冒頭は足し算から始まっていますが、計算の優先度は掛け算や割り算の方が高いため、足し算から計算するのは間違いです。次の引き算の優先度も低いので、最初に計算すべきは30×20の掛け算だと分かります。

  50+40−30×20÷10
=50+40−600÷10
=50+40−60

これで足し算と引き算だけの式になりました。

足し算と引き算の優先度は同じレベルなので、左から順に計算していけばOKです。

  50+40−60
=90−60
=30

これで答えが出ましたね。

まとめ

今回の問題では、計算の順番がキーポイントになりました。

計算の順番を間違ってしまうと、各演算の計算が正しくても、間違った答えが出てしまいます(今回の問題も冒頭の足し算から順に計算してしまうと、120という間違った答えが算出されます)。

この計算の順番は、式に登場する数字が小数や分数であっても、同じように適用される重要なきまりです。ぜひ、忘れないようにしてください。

他にも計算のルールがポイントになる問題を用意していますので、興味のある人は挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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