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大人が意外と忘れている算数「12−36×12÷36+12」→正しく計算できる?

  • 2024.9.25
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2桁の数ばかりが並んだ計算問題に挑戦してみましょう。

基本的な計算規則に従って解くことが大切ですが、計算が得意な方は暗算で計算してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
12−36×12÷36+12

正しい答えを出すことができるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「12」です。

途中の計算式は次のようになります。

12−36×12÷36+12
=12−432÷36+12
=12−12+12
=0+12
=12

計算のポイントを順に解説していきます。

計算の順序

まず、四則演算が混ざった計算では、次の順で計算をします。

(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

つまり、今回の問題では「36×12÷36」の部分から計算をします。

36×12÷36
=432÷36
=12

これによって、元の計算式は「12−12+12」となりました。

足し算と引き算だけの式なので、前から計算しましょう。

12−12+12
=0+12
=12

したがって、答えは「12」です。

計算の工夫

今回の計算では、いくつか計算の工夫が可能です。

例えば「36×12÷36」の計算は、上記では前から順に計算しました。

しかし、次のように順序を入れ替えることで計算が簡単になります。

36×12÷36
=12×36÷36
=12×1
=12

「36÷36」を先に計算することで、結局「12」だけが残ります。

「36×12」「432÷36」と計算するのは少し難しいですが、このように順序を入れ替えることで、暗算でも計算が可能になります。

まとめ

計算順序を入れ替えることで、計算が簡単になります。

同時に計算ミスも減らすことができますので、使いこなせるよう練習しておきましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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