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意外と間違える大人が多いかも!「2+9−2×9÷2」→正しく計算できる?

  • 2024.10.6
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大人になると、簡単な計算でも、電卓を使ってしまうという方は多いのではないでしょうか。

しかし、電卓ばかりを使っていると、いざ自分で計算しなければいけない場面で間違えてしまうかもしれません。

電卓を使わずに正しい計算ができるか挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
2+9−2×9÷2

足し算・引き算・掛け算・割り算と、四則演算がすべて含まれています。

計算の順序に気をつけましょう。

解説

今回の問題の答えは「2です。

また、途中の計算式は次のようになります。

 2+9−2×9÷2
=2+9−18÷2
=2+9−9
=11−9
=2

計算のポイントを確認していきましょう。

通常、計算の順序は次のようになります。

<計算の順序>
(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

つまり、はじめに計算するのは「2×9÷2」の部分ということになります。

掛け算・割り算の計算

掛け算と割り算の優先順位は同じなので、この場合は前から計算します。

 2×9÷2
=18÷2
=9

割り算の部分を分数に直してから、計算してみましょう。

(別解・計算の工夫)
 2×9÷2
=2×9/2 ←分母と分子を2で約分
=1×9
=9

割り算を分数に直して約分ができたので、計算が少し簡単になりました。

足し算・引き算の計算

掛け算・割り算を計算したことによって、元の式は「2+9−9」となりました。

足し算と引き算の優先順位は同じなので、前から計算します。

 2+9−9
=11−9
=2

次のように計算の工夫をすることも可能です。

(別解・計算の工夫)
 2+9−9
=2+0
=2

「9−9」を先に計算することで、簡単な足し算になりました。

以上より、答えは「2」です。

まとめ

計算式が長いときは、式の変形が可能かどうかを考えてみましょう。

簡単な式に変形できれば、早く正確に計算できますよ。

忘れていた方は、基礎的な計算を再確認しましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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