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大人が意外と答えられない算数「1241÷9」→暗算できる?

  • 2024.9.30
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割り算の中でも「9で割る計算」は、難しいような気がして、苦手な方も多いのではないでしょうか。

今回は、「9で割る計算」を簡単に求める方法を紹介します。

問題

次の計算をしなさい。(商は整数で求め、あまりも出すこと)
1241÷9

あまりを出さないといけないので、電卓では求めることができません。

まずは、自分自身で答えを出してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「137あまり8」です。

ここではインド式計算法を用いた計算の仕方を紹介します。

「9で割る計算」に利用できますが、割られる数のそれぞれの位の和が9以上になると、手順が少し複雑になります。

「1241÷9」の計算では「1+2+4+1=8」で9より小さいので、簡単な計算で求めることが可能です。
9以上になる場合は、後述します。

「1241÷9」の答えを求めるために、割られる数(1241)を左から順に1桁、2桁、3桁、4桁と取り出し、それらの数の和をそれぞれ求めます。

(左から1桁) 1
(左から2桁) 1+2 =3
(左から3桁) 1+2+4 =7
(左から4桁) 1+2+4+1 =8

あとは求めた数を順に並べるだけです。ただし、いちばん最後の数は「あまり」になります。

つまり、答えは「137あまり8」です。

足し算だけで答えを求めることができましたね。

和が9以上になる場合

先ほどの計算は、各桁の和が8より小さかったので、数を並べるだけで答えを求めることができました。では、次の問題に挑戦してみましょう。

(問題)
次の計算をしなさい。(商は整数で求め、あまりも出すこと)
3873÷9

こちらも同じような手順で答えを求めることが可能です。ただし、足し算の結果が9以上になるので、単純に数を並べるだけで答えにはなりません。

どのようにすれば良いのか確認してみましょう。

(左から1桁) 3
(左から2桁) 3+8 =11
(左から3桁) 3+8+7 =18
(左から4桁) 3+8+7+3 =21

ここまでは先ほどの手順と同じです。

ここで、いちばん最後の数(21)を9で割ります。この9で割ったあまりが、元の計算のあまりです。

また、商は上の位に足し、その一の位がその桁の数、十の位はさらに繰り上げるということを繰り返します。

これによって得られた「430あまり3」が答えとなります。

まとめ

今回は「9で割る計算」を簡単に求める方法を紹介しました。

各桁の和が9より小さいときは、足し算だけで答えを出すことが可能です。9以上になると複雑な手順が増えるので、問題によって通常の計算と使い分けるといいかもしれません。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP

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「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。


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