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大人が意外と解けない数学「3×(−2)+3/5÷0.2」→正しく計算できる?

  • 2024.9.19
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中学の数学では、分数や小数に加えて「負の数」が入ってきます。

計算ミスをしやすくなるので、注意して計算を進めましょう。

問題

次の計算をしなさい。
3×(−2)+3/5÷0.2

分数、小数、負の数などに注意して計算をしましょう。

解説

今回の問題の答えは、「3」です。

また、途中の計算式は次のようになります。

3×(−2)+3/5÷0.2
=−6+3/5÷2/10
=−6+3/5×10/2
=−6+3
=−3

どのように計算をしたのか、順に確認をしていきましょう。

計算の順序

まず、計算する順序は、次のとおりです。

<計算順序のルール>
(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

つまり、今回の問題では、「3×(−2)」と「3/5÷0.2」を先に計算し、その後に足し算をします。

正負の数の掛け算

次に「3×(−2)」の計算を考えましょう。

正負の数を含んだ掛け算では、答えの符号が以下のようになります。

<掛け算と答えの符号の関係>
(+)×(+)=(+)
(+)×(−)=(−)
(−)×(+)=(−)
(−)×(−)=(+)

符号と数を分けて考えると、この問題は次のように計算できます。

符号:(+)×(−)=(−)
数:3×2=6

したがって、3×(−2)=−6となります。

分数と小数の割り算

次に、「3/5÷0.2」の計算を考えます。

分数と小数が混ざった計算では、どちらかに統一して計算をします。

ここでは分数に揃えて計算をしましょう。

分数の割り算になれば、分母・分子をひっくり返して掛け算にすることが可能です。

3/5÷0.2
=3/5÷2/10
=3/5×10/2
=3

約分をすることで、この部分の計算は「3」になりました。

正負の数の足し算

ここまでの計算で、元の計算式は「−6+3」となりました。

−6+3
=−3

したがって、この問題の答えは「−3」です。

まとめ

今回の問題では、分数や小数、負の数などさまざまな計算知識が必要となりました。

どの計算方法も、正しく理解していなければ、正しい答えを導くことはできません。

繰り返し練習をし、習熟度を高めていきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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