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気づいた視聴者がザワザワ… 大河ドラマのワンシーンの“粋な仕込み”に「 見ごたえがある」「ニヤつくね」

  • 2025.2.13
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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』2月9日放送(C)NHK

横浜流星さんが主演を務めるNHK大河ドラマ『べらぼう』(毎週日曜よる8時)の第6回「鱗(うろこ)剥がれた『節用集』」が2月9日に放送されました。
鱗形屋お抱えの改となった蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、挿絵入りの青本を作ろうと吉原のネタ集めに奔走。一方江戸城では、莫大な費用がかかる日光社参が計画され、田沼意次(渡辺謙)が中止を訴えます。

嫌味には嫌味で返す意次

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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』2月9日放送(C)NHK

鱗形屋お抱えの改となった蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)。鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)と協力しながら、挿絵入りの青本を作ろうと吉原のネタ集めに尽力します。
そんな中、須原屋市兵衛(里見浩太朗)から『節用集』の偽板が出回っていると聞き、嫌な予感が頭をよぎる蔦重。鱗形屋の厠紙に偽版の板元と同じ名前を発見し、犯人は鱗形屋であることを確信します。

一方江戸城では、松平武元(石坂浩二)が莫大な費用がかかる日光社参を提案。田沼意次は、予算的に厳しいと徳川家治(眞島秀和)に訴えますが、家治は強行する姿勢を崩しません。家治の考えを聞いて喜んだ武元は「田沼のご家中は馬には乗れるのか?」「武具、馬具は?兜はどこで誂えるか知っておるか?」と意次の出自を揶揄する嫌味を連発。意次は「右近将監様には『高家吉良様』よろしくご指南願えればと存じまする」と、自らが指南していた浅野内匠頭に襲われた吉良上野介の例を持ち出して返答しました。
武元と意次のやり取りにSNSでは、「嫌味には嫌味で返す田沼意次」「相手が『元禄繚乱』で吉良を演じた石坂浩二さんなのもまた一興」「往年の大河ファンに向けたメタ的仕込みでもある。ニヤつくね」「これは見ごたえがある」と、粋なシーンにザワザワ。大河ドラマファンから反響が寄せられました。

再登場した平蔵に絶賛の嵐

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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』2月9日放送(C)NHK

蔦重がいつも通り鱗形屋で仕事をしていると、以前吉原に通っていた長谷川平蔵宣以(中村隼人)が乗り込んできます。『節用集』を所望した平蔵は、即座に板元名を確認し、偽版の罪で孫兵衛を捕えました。

蔦重は「俺知ってたんすよ」「ひと言『危ねえ』って言ってやりゃあこうならなかった」と平蔵に打ち明けます。なぜ言わなかったのか平蔵に聞かれた蔦重は「そりゃあ心のどっかで望んでたからっすよ」「こいつがいなきゃあ取って代われるって」と本音を吐露。
「うまくやるってのは、堪えるもんっすね」と弱音を吐く蔦重に、平蔵は粟餅を渡し「『濡れ手に粟』と『棚からぼた餅』を一緒にしてみたぜ」「とびきりうまい話に恵まれたってことさ」と励ましました。吉原のカモにされていた頃からは想像のつかない立派な平蔵の姿に、視聴者は「なんなんだこのいい男は!びっくりだよ」「カモ平がカモ平じゃないだと!?」「鬼平さん(平蔵)の株爆上がり更新中」「好きにならない理由がなさすぎる」「胸アツだった」と絶賛の声が続出。SNSは“カモ平”で大盛り上がり。

また、立ち去る際のニヤけ顔は「いいこと言ったって顔してる」「ドヤ顔がなんとも野暮」「カッコつけ男」とツッコミが入るほど印象的なシーンになりました。存在感抜群の歌舞伎俳優、“中村隼人”による愛すべきキャラが確立した瞬間でした。

NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』 毎週日曜よる8時放送
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ライター:あいな
関西在住のフリーライター。主にエンタメや保育についての記事を執筆。読書、ドラマ、アイドル好き。日々育児に奮闘中。