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“悲惨なシーン”に視聴者から反響「面白かった」「一年楽しみ」新大河ドラマ、SNSで好評の声、続々

  • 2025.1.9
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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』1月5日放送(C)NHK

横浜流星さんが主演を務めるNHK大河ドラマ『べらぼう』(毎週日曜よる8時)の第1回「ありがた山の寒がらす」が1月5日に放送されました。
茶屋で働く傍ら貸本屋業を営む蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)。幼なじみの花魁・花の井(小芝風花)から朝顔(愛希れいか)へ届け物を託され、浄念河原の茶屋を訪れると、そこには病に衰弱する朝顔の姿が。さらに吉原では飢えた女郎による火付け騒ぎが発生しますー。

容赦ない遊女の最期

吉原や江戸の町を焼き尽くした明和の大火から一年半。のちに“江戸のメディア王”と呼ばれる蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、義理の兄が営む茶屋で働きながら貸本屋業を行っていました。
ある日、幼なじみの花魁・花の井(小芝風花)から朝顔(愛希れいか)に届け物の弁当と薬を託された蔦重。浄念河原の茶屋を訪れると、そこには客が来ないため食べる物にも事欠く遊女たちと、病に侵され衰弱した朝顔の姿がありました。
惨状を目にした蔦重は、岡場所や宿場など無許可の風俗街が栄える一方、吉原の場末では飢えに苦しむ女郎が増えている現状を憂います。

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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』1月5日放送(C)NHK

ついに吉原では腹を空かした女郎による火付け騒ぎが発生。騒然とする中、吉原最下層の女郎屋のちどり(中島瑠菜)が朝顔の弁当箱を蔦重に返し、「おらが飯食っちまったから…」と泣き出します。その言葉を聞いた蔦重が慌てて近所の寺に駆けつけると、そこには着物を剥ぎとられ、裸で横たわる朝顔と遊女たちの遺体が放置されていました。
食べ物も薬も十分に与えられず、死んだ後は裸で捨てられる遊女たちの悲惨な姿に、SNSでは「度肝を抜かれた」「これが吉原と刻みつける容赦なさ」「NHK攻めすぎ」「製作陣の覚悟が見られた」との声が続出しました。

吉原に客を取り戻すため、蔦屋重三郎が動き出す

女郎屋の主人や女将に浄念河原の惨状を訴えますが、全く取り合ってもらえない蔦重。吉原に客を集めるため、岡場所や宿場を取り締まってもらえるよう老中・田沼意次(渡辺謙)に直談判することを決意します。
知恵を絞って田沼屋敷に潜り込み、なんとか意次への謁見が叶った蔦重は「警動(取り締まり)をお願いできませんでしょうか」と頼み込みます。しかし意次は「吉原のためだけに国益を逃がすわけにはいかぬ」と断言。さらに「人を呼ぶ工夫が足りぬのではないか?」「お前は何かしているのか?客を呼ぶ工夫を」と蔦重に問いかけます。意次の言葉に何かを悟った蔦重。吉原に客を呼び込むため、ついに江戸のメディア王が動き出しますー。

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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』1月5日放送(C)NHK

容赦ない吉原の惨状や当時の花街を取り巻く社会経済の状況を描いた初回放送後、SNSでは「ポップで華やかで生々しくて悲惨で面白かった」「横浜流星さんの江戸っ子っぷりがものすごくいい」「一年楽しみ」といった声が上がりました。
また、語りを担当する綾瀬はるかさんが九郎助稲荷の姿で登場し、スマホを使って吉原を案内するなど斬新なシーンも取り入れられ、「綾瀬はるかのお稲荷様かわいい」「わかりやすくて良い」「何でお稲荷さんがスマホ持ってんの」と話題になりました。

NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』 毎週日曜よる8時放送
NHKプラスで見逃し配信中


ライター:あいな
関西在住のフリーライター。主にエンタメや保育についての記事を執筆。読書、ドラマ、アイドル好き。日々育児に奮闘中。