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大人が意外と忘れている算数「(1+3/4)+(2+6/7)」→正しく計算できる?

  • 2024.9.8
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今回の問題は、分数の足し算です。

整数どうしの計算においては、掛け算よりも足し算の方が簡単な場合が多いですよね。

しかし、分数の計算においては、足し算は掛け算よりも難しくなります。

さらに、今回の問題に出てくる帯分数は大人になると見かける機会はあまりなく、忘れてしまっている方もいるかもしれません。今回の問題を機に、しっかり復習しておきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(1+3/4)+(2+6/7)

帯分数とは、というところから復習しましょう。

解説

この問題の答えは「4+17/28」です。まずは、帯分数の復習と同時に、その他の分数の種類を確認しておきます。

<分数の種類>
・真分数…分母よりも分子が小さい分数
・仮分数…分子よりも分母が小さい分数
・帯分数…整数と真分数の和で表される分数

1よりも大きくなる分数は、仮分数と帯分数の二種類だけであることが分かります。

さて、今回の計算は分数同士の足し算であることに変わりはありませんが、分母がそれぞれ異なる数なので、通分する必要がありますね。それぞれの分母は4と7なので、4×7=28に揃えると確実です。

今回は、帯分数を整数と真分数に分解して解いていく方法を試してみます。

(1+3/4)+(2+6/7)
=1+3/4+2+6/7
=3+3/4+6/7
=3+21/28+24/28
=3+45/28
=4+17/28

これ以上は約分できないので、「4+17/28」が答えとなります。

まとめ

帯分数を整数の部分と真分数の部分とに分けて計算すると、計算が単純になりました。帯分数を仮分数に直す方法が苦手な方は、ぜひ試してみてくださいね!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお

数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


帯分数どうしの足し算にもう一問挑戦!

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