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「横浜流星」「吉沢亮」を超えるかも…あまりにもイケメンすぎる特撮出身の『次なる売れっ子俳優』3選

  • 2024.9.10

来年、2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で主演を務める横浜流星。2021年の大河ドラマ『青天を衝け』に主演し、渋沢栄一を演じたのは吉沢亮。横浜はスーパー戦隊シリーズ『烈車戦隊トッキュウジャー』(2014年)に、吉沢は『仮面ライダーフォーゼ』(2011年)に出演し、それぞれ注目された。

スーパー戦隊シリーズや、仮面ライダーシリーズといった特撮番組出身の俳優にはほかにも、オダギリジョー、要潤、玉山鉄二、佐藤健、瀬戸康史、松坂桃李、菅田将暉、千葉雄大、山田裕貴、福士蒼汰、竜星涼、竹内涼真、志尊淳などがおり、彼らはNHK連続テレビ小説(朝ドラ)や大河ドラマなどに出演し、全国的に知られる俳優となった。

2000年代辺りから、売れっ子俳優になるための登竜門的な存在となっている特撮番組。近年、特撮番組から注目された俳優で、今後の活躍に期待が高まる3人を紹介しよう。

『魔進戦隊キラメイジャー』で“レッド”を演じた小宮璃央

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(C)SANKEI

2020年のスーパー戦隊シリーズ『魔進戦隊キラメイジャー』で、熱田充瑠/キラメイレッドを演じ、TVドラマ初出演にして初主演を果たした小宮璃央。当時17歳だった彼は、スーパー戦隊シリーズ歴代最年少での主演となった。

レッドは、戦隊シリーズではリーダーのポジション。充瑠は控えめな性格のため、仲間からリーダーとしての資質を疑問視されるが、素直で真っ直ぐな人柄で、仲間の良い面を見つけて、それぞれが輝けるように導いていく力があり、誰に対しても偏見を持たないところが、まさにリーダーだった。番組スタッフによると、充瑠のキャラクター像には小宮自身の人物像を反映しているそうだ。

子供の頃からミュージカルの舞台に出演したり、CMや雑誌でモデルとして活動してきた小宮。高校生時代はミスターコンテストでグランプリを受賞するなど、着実に注目を集めてきた彼は、『魔進戦隊キラメイジャー』でのドラマデビュー時には、すでにキラキラ輝く存在感があり、お茶の間の好感度も高かった。

2024年8月には、出演映画『恋を知らない僕たちは』が公開されたり、TVドラマ『素晴らしき哉、先生!』が放送されたりと、活躍中の小宮。今後も、どんどん出演作が増えていくに違いない。

『機界戦隊ゼンカイジャー』で明るく元気な主人公に扮した駒木根葵汰

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(C)SANKEI

2021年のスーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』で、主人公の五色田介人/ゼンカイザー(役名はタイトルのゼンカイジャーとは異なる)を演じた駒木根葵汰。

常に「世界初」を目指している、明るく元気いっぱいの介人。「全力全開」が口癖で、誰とでも分け隔てなく友達になれるナイスガイだ。

高校生時代にInstagramで「イケメン高校生」だと話題になり、ホリプロにスカウトされて芸能界入りを果たした駒木根。子供の頃から憧れていたスーパー戦隊シリーズに出演したいと思った彼は、『機界戦隊ゼンカイジャー』のオーディションを受け、見事主演の座を獲得した。

駒木根は、スーパー戦隊シリーズでは異例となる、2022年の次作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』にも出演し、五色田介人役を演じた。ただし、ヒーローに変身する際は「ゼンカイザーブラック」となり、介人の性格も寡黙で、前作のハッピーな性格の介人とは同姓同名だが全く異なる人物。ちょっと不思議なキャスティングとなったが、2年連続で登場したため、駒木根の印象は強く残った。

2023年には、『星降る夜に』でゴールデンプライムタイムの連続ドラマに初めてレギュラー出演し、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』にも出演。2024年7月からは『伝説の頭 翔』でも活躍していた駒木根。さまざまな役柄に挑戦中だ。

『仮面ライダーリバイス』で悪魔とバディを組む主人公を好演した前田拳太郎

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(C)SANKEI

2021年にスタートした『仮面ライダーリバイス』で、悪魔と契約して仮面ライダーに変身する主人公、五十嵐一輝/仮面ライダーリバイを演じた前田拳太郎。仮面ライダーリバイは悪魔の仮面ライダーバイス(木村昴)を相棒とし、2人あわせて「仮面ライダーリバイス」となる。

一輝は、世話好きで正義感の強い好青年。自分のことを後回しにしてでも家族を守ろうとする、とてもピュアなキャラクターだが、番組スタッフによると、前田自身がピュアな好青年であるため、役とリンクしているという。悪魔と合体するダークヒーロー的要素もある難役だが、前田は秀逸に体現し、人気を博した。

前田は、幼稚園児の時に「仮面ライダーになりたい」という夢を抱いていたという。その頃から高校生まで空手をやっていた彼は、大学では社交ダンス部に入部。空手では全国中学生空手道選手権大会の団体で優勝し、ダンスでは学生競技連盟の種目別で優勝するという経験を持つ。

その後、LDHからスカウトされて芸能界入りし、俳優を目指すようになり、『仮面ライダーリバイス』の主役に抜擢されて夢を叶えた前田。2023年には『女神の教室〜リーガル青春白書〜』や『わたしのお嫁くん』といった人気ドラマに出演し、2024年10月4日公開予定の劇場アニメ『ふれる。』では主役の1人の声を演じるなど、演技の幅を広げ続けている。

今後の活躍に期待大の3人

冒頭で名前を挙げた特撮番組出身俳優たちのように、3人とも、朝ドラや大河ドラマに印象的な役で出演する日が来るのが楽しみでたまらない。今回、特撮出身【ネクストブレイク俳優】として小宮璃央、駒木根葵汰、前田拳太郎の3人を選んだが、今後も着実にキャリアを積み、さまざまな作品で活躍していくことに期待が高まるばかりだ。



ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)

海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。

X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP